日々是呼吸


私見を述べるとは

少し前に、とある受験ブログで見かけた出来事です。

子供の志望校を決めるにあたり、その方はとある属性の学校について「教育方針に芯がない」と書いておられました。
価値観は人それぞれです。しかしながら、その属性というのが、教育の分野にとどまらないものでした。
自分は詳しいわけではないけれど、こういう風に考える(だから敬遠したい)という書きぶりでした。

察するに、その属性とは縁がない人生を送ってこられた様子。人はよく知らないものを警戒したり、過小評価したりするのはよくあることなので、とは思いつつ、読みながらなんとなくモヤモヤしたのでした。

しばらくしてから、その方は個別の学校について、情報を集めた結果を発信されるようになりました。
前述の属性の学校の1つについて、実名を挙げて書いておられたのですが。
そこには「時代遅れ」「閉鎖的」「ピンと来ない」といった印象とともに、配偶者の「それは根底に○○(属性)があるからだ」というコメントがあったのです。

うーん、そこまで言っちゃうかなぁ?というのが率直な感想でした。
在校生も卒業生も、もちろんその保護者も多数いるでしょうし、それより何より、属性はその学校に限らない、いや関係者はむしろ、教育界の外にこそ数多くいるはず。わざわざケンカを売らなくても、といったところでした。

一方で、その属性に則った学校をそこまで合わないと感じているのなら、子供に受験を勧めるという選択肢はゼロのはず。
わざわざ実名を挙げてまで、否定的な感想を世界に発信する必要ってあるのだろうか?とも思いました。

その後しばらくして。

そのブログは大半の記事を限定公開に変更。どうやら、相当数の好意的ではないコメントが寄せられた様子です。
脅迫する人がいればしかるべき対応をうんぬん、といった記述もあったことから、激しい批判もあったであろうことがうかがい知れました。

一連の出来事から学べることは。

・よく知らない、詳しくない物事について、十分に調べることなく、印象のみで断定するのは控えるべし
・特に自分が否定的な受け止め方をしたときは、あえて発信する必要があるのか振り返る
・マイナスの評価を明示する場合に、対象の固有名詞を出すことに対して慎重な検討が不可欠
・自分がいくら正当な理由から発言していると信じていたとしても、当事者や関係者、およびその分野に詳しい人からは「無知がゆえの言いがかり、決めつけ」と見なされる場合がある。謙虚さを忘れてはならない
・個人の意見のサポート材料として、配偶者の感想を引用するだけだと、ますます偏った意見との印象を与える

ブログの大部分を限定公開に切り替えたというところから、その投稿には当人の想定になかったような反響が寄せられたのではないかと想像がつきます。

ということは
・自分の発言が招く反応は、思ってもみないものがあり得る。世の中には、軽い気持ちで持論を展開するのがふさわしくない案件もある
ともいえそうです。

何でもかんでも世に問うべきとは限らない。個人の日記帳に綴るとか、胸の内にしまっておくべき自説もある。
今の世の中、誰でも簡単に世間に発信できるだけに、深く考えることなく口にしたことが世界に広がり、思わぬパンチを食らうことも珍しくないでしょう。

一読者として感じたモヤモヤを、うまく教訓に繋げたいと思って、まとめてみました。

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# by cocue-cocue | 2018-07-14 01:24 | こころと思い | Comments(0)


子供に見せる姿

第一子に言われたこと。
「将来は独身がいいな」

理由を聞いてみました。
「パパとママみたいに、しょっちゅう喧嘩してるのがイヤだ」

がーん。

そんなに頻繁に喧嘩した覚えはないのですが。意見の相違はもちろんあるし、私は夫に遠慮して黙るタイプでもないので、激しく言い争っているように聞こえるのかもしれません。

でも、もしかしたら、子供たちの心を痛めているのかもしれない。


思えば私自身も、いつからか思っていました。
お母さん、離婚すれば良いのにって。

こんなにお母さんをないがしろにする父親なんて人間のクズだから、とっとと追い出してしまえよと。
あいにく専業主婦家庭だったので、生活の糧を父親が稼いでいるため、自分がイヤでたまりませんでした。なぜ、こんなに威張りくさっているジジイの世話にならなきゃいけないんだと。
稼いでいるからって偉いと思うなよと。

学生時代、よく耳にしたのは「就職したら、お父さんの偉大さがわかるよ」という言葉でした。
実際に、男女差なしの、今も明らかに男性が多数派の仕事について私がすぐに気づいたことは、「偉そうにしてた父親は、社会人として全くダメだったんだな」ということでした。

父が他界し、感傷的になったのは久々に実家界隈に戻り、昔の出来事を思い出したからだけで、それ以外は全く悔いも悲しみもありませんでした。誤解を恐れずに書くと、父が死んで、もういない人に対して怒りを抱かなくなって、イライラから解放されたほど。
薄情な娘と言われても平気です。
なぜなら、それだけ私は、冷たくあしらわれ、怒号を浴びせられて、欠点をなじられて育ったから。

もしかすると子供達には、私が死んだ父の生前に抱いていたような思いを、私に対して抱かせているのかもしれない。
時折、無意識のうちに、自分が浴びせられたような言葉をこれでもかと発しているのかもしれない。

ただひとつ、私が親と異なる点があります。

子供達に重ねて伝えていること。
「親も先生も、間違えることがある。長く生きているから、分かることもある半面、年上だからというだけで正しいとは限らない」

子供時代の私が、いや大人になってからも、親からかけられたことのない言葉を、私は我が子に、折に触れて使っているのです。

我々夫婦が子供にとって、決して良いものには見えていないのだとしたら。
まさに死んだ父が「自分の育った家に家庭がなかった」と言っていたのと、同じかもしれません。

負の歴史はどこかで断ち切らなくては。

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# by cocue-cocue | 2018-07-04 01:14 | こころと思い | Comments(0)


買い物が上手くなった

自分の服でも、子どものものでも、最近買い物の満足度が高くなった気がします。
予算を引き上げたとか、逆に買い物の機会を絞り込んだとか、そういうわけではありません。
これはお買い得!そう思うものの基準が、自分(や我が子)にとって良いものかどうかを、割とはっきり見極められるようになったのだと思います。

振り返ると、若い頃はいろんな動機でものを買っていました。
安いから買う、珍しいから買う、あると便利、たまには気分転換…いろんな理由で、選んだものを買って所有するのを正当化していました。
近く○○の予定があるから、なんてのもありました。旅に行くとか、集まりがあるとか。

今なら「それ、口実だよね?」と突っ込むしかないような言い訳を並べて、でも明らかに、使いこなすことなく手放したものも少なくはありません。明らかに似合わない服でも勧められて引くに引けない、そんな場合は戦利品どころか敗戦処理品だったかも。

これはもう、年の功かもしれません。あるものを手にして、こういう属性の人にはオススメ、そう感じた後、自分がその属性でないと分かりきっていると、買うことはありません。いや、それは普通なのですが、かつてはそうは思っていなかったはず。

夏のセールが始まることに気付かずに商業施設に出かけて、今買うべきものと見るべき店を自分でちゃんとわかっているのだと気付き。
一目ぼれして、使い勝手もシーンも目に浮かぶけれど、でも全身のバランスがどうしてもしっくりこなくて、やっぱりやめますと言えて。
今からの季節、これは間違いなく使いたおすと自信のあるものを選び。(これは子供のもの)。
ありそうでないけれど、絶妙なバランスが長く気に入りそうだと、ビックリするほど格安の品を買い求め。

なんだか、ようやく分かってきたのかなって、思っています。

まとめ買いするときは、潔く買い込むタイプの私ですが、この夏は多分、大物は買わなさそうな予感がします。
満足感のある所有品があれば、人はそんなに飢餓感を覚えないのかも。

ちょっと、うれしいです。



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# by cocue-cocue | 2018-07-02 08:35 | お気に入り | Comments(0)


自分の時間、何をする?

平日は仕事があり、週末は子供の習い事などで出かける機会が多いので、純粋な自分の時間は寝る前や入浴中くらい、かもしれません。
一人っ子の私は、一人きりになれる時間がないと息がつまるので、何とか時間を確保して楽しもうと心がけています。

兄弟が多い職場の同僚は、一人では昼食に行けない、と訴えます。一方で私は、お昼くらい一人きりで過ごしたいと思うことも多く、必ず誰かと約束する生活とは無縁です。
仕事柄外出が多く、出先でお昼を食べることが多かったのも一因かもしれません。
まとまった時間が取れず、お弁当などを買ってお昼にしてしまった日も、何とかお茶の時間などを取るようにして、ひとりで過ごすことでバランスを取っている感じです。

ただひとりでのんびり、時にはぼんや。しているだけですが、ずーっと走り続けていたり、誰かと過ごし続けると、心がすり減ってしまいそうになります。
社会性を失わないよう、人との関わりは欠かせませんが、のんびりゆっくりするのは心地よいものです。

自分だけのくつろぎの場所をいくつか見つけて、そこで過ごすのが一番かなと思います。



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# by cocue-cocue | 2018-06-30 13:20 | Comments(0)


整えるだけで

仕事場の机は、見た目は散らかってはいないものの、決しておしゃれでもなければ、美しくもありません。

しかしながら、私にとっては快適な空間です。
机で自分がすることがハッキリしていて、必要なものが使いやすく配置されているから。手の長さや自分の動きやすさなど、完全にカスタマイズされているのです。

普通の人なら使わない空間に、意外なものを置いていたり、話しかけられたら関連資料をサッと取り出せるのは、自分の中で、全て理由があり、納得しているから。
資料に関しては、実は私が不在でも回せるように配置してあるのですが、ありがたいことにまだ、どなたかの手をわずらわせることはしていません。

家で料理を作るときも、まず時間を費やすのが、調理台をととのえること。
お皿をのけて、台を拭いて、必要な材料や道具だけを好みの配置に置いて、やおら調理を始めるのです。
下手すると、実際の調理時間よりも、長いかもしれない。
しかし、このプロセスを省くと、非常に手際が悪くなり、作業が滞り、それより何より、自分にストレスがたまるのです。

仕事場だと他の人に散らかされることはないので、席に着くとすぐに仕事に取りかかることができます。
家ではそうはいかないのが、悩みどころではありますが。


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# by cocue-cocue | 2018-06-21 13:15 | 片付け・整理整頓 | Comments(0)

    

出して、取り入れて。ものや知恵と出会い、手放す毎日。
by cocue-cocue
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