お友達がタワマンにあるご自宅の家具移動のヘルプと、見返り?の高級牛肉・チキンカツ・マスカットと高級シャンパンを用意するから来ない?と誘ってくれました。
新しく買うワインセラーを置くために、6センチほど3つの棚を動かすのです。
壁沿いに並ぶガラス戸の飾り棚に、扉のついた書類などを収納している棚と、結構中身がたっぷりありました。
ワイングラスやカップ、写真立てなどいろいろなものが入っていため、集まった数人で手分けして運んで、棚を動かそうとしました。
ところが、1つ目の家具を動かそうとしても、びくともしません。何かがおかしい。
もしかして固定されているのかもしれない。そう思ってよくよく見てみると、隣にある棚とレジ1本で結ばれていることがわかりました。
ネジ自体はドライバーで簡単に外すことができて、おかげで1つ目の棚はスムーズに動きました。
次の棚を同じように動かそうとするとまた動きません。どこから見ても固定されてる感じはしないのですが、どうやら隣の棚と一緒に連結されてるように見えます。
これも仕方なく中身を全部取り出し、テーブル等に置いて色々と動かしました。
最終的によーく見ると、1つ目の棚と2つ目の棚がネジ止めていたのとほぼ同じ場所で、3つ目の棚も止められていたのです。
少し外しにくかったのですが、こちらもドライバーで取り外して、残りの棚を無事移動させることができました。
これらのネジは長さにして5、6センチ、太さは5ミリもない、何気ないよくあるネジです。
しかし、このねじがあったからこそ、棚は固定され、簡単に移動することが叶わなかったのでした。たかが螺旋されと螺旋。
果たして私たちは社会で、同じような役割を果たしていると考えられないかしら。
小さな存在に過ぎないけれど、しっかりと動かないように、重い家具やたっぷりの中身を固定し、支えることができる。
そんな自分でありたいなどと夢破れた身として感じたものでした。
お友達の友人が作ってくれたお料理は本当に美味しく、とてもとても素敵なディナーをいただくこともできて、思い出深い1日となりました。