女優、竹内結子さんの訃報を朝から知り、驚きとショックを受けた秋の日。
我が家では、昨年からお世話していたカブトムシの1匹、末っ子のオスが息を引き取っているのが見つかりました。
朝早くから外出していて、午後の帰宅後にケースを確認したところ、木の枝から地面に頭を下げる、前夜と同じポーズで止まっているのです。
いつものように背中をトントン、と軽く触っても、反応がありません。
子供を呼んで、カブトムシの全身を取り上げて何度も確認しましたが、やはり動きは見られぬまま。
上の子は手のひらに乗せていたカブトムシを、ケースの土の上にそっと戻すと、無言のまま寝室に向かい、声をあげて泣きました。
かたわらでずっと様子を見守りながら、泣きそうになりつつこらえていた第二子も、つられるように涙をこぼし。
そして私も、一緒になって泣きました。
我が家にやってきた三匹の幼虫は、仲良くケースの下でリング状になって冬を越し、春を迎えました。
一番活発な一匹がやたらと地上に這い出すようになり、ケースを分けたところ、底の片隅を陣取って、やがてサナギになったのです。
残りの2匹も、順次ケースの片隅に散らばってサナギになり、そしてある日、土の底から地上に出てきました。
最後に羽化した「末っ子」はカナブン並みの小さな体で、それはもうかわいらしいカブトムシ。ちょこんと付いたツノからオスだとわかりました。
名前とは別に、小さい子としての愛称もありました。
活発な他の2匹に比べておとなしい子でしたが、今月半ばになり始めて、飼育ケースの蓋にしがみついているのを見かけました。よじ登ったのか、飛び上がったのか、たまらなくかわいらしいのです。
今年は秋の訪れが急で、気温も一気に下がりました。蝉もパタリと鳴き止みましたし。昨日など、コートを羽織っている人も見かけたほどです。
エサのゼリーが減るペースがここへきて鈍化していたので、バナナを与えようと買ってきてもらいました。
末っ子ちゃんはそのバナナを食べることなく、息を引き取りました。
もう少し早くあげていればよかった。
おいしくて甘いバナナ、食べさせてあげられなくてごめんね。
主のいなくなった飼育ケースからは、小さな虫たちも一斉に姿を消しました。こまめにケースの土も交換してあげれば、もっと長生きできたかもしれない。
前回カブトムシを譲り受けたときは12月28日までお世話しました。3ヶ月以上早くこの日を迎えて、寂しい思いでいっぱいです。
あと2匹にはバナナを与えたり、こまめに様子を見たりして、少しでも元気に長く生きてほしいと願っているところです。
まずは末っ子のお墓を作り、以前お世話した子達の近くに埋めにいかなくては。
今年はカブトムシを幼虫から育てた初めての年でした。
成虫になって2ヶ月以上、チャーミングな姿を毎日見せてくれて、ありがとう。
最後にバナナをあげられなくて、ごめんね。