コロナ禍がどれだけ影響したのかわかりませんが、日本では今年戦後75年であることがほとんど語られていない印象です。
2020年のオリンピック・パラリンピックの開催を予定していたのであれば、唯一の被爆国として、75年のタイミングを捉えて世界に発信できることは山のようにあったはず。
あえて触れなかったことの真意、それがとってつけたような「復興五輪」というお題目を作り出し、被災地の復興の妨げにすらなりかねない公共事業を東京に集中させるという、奇妙な事態を招いたのではないでしょうか。
一世代は25〜30年で回転します。戦争を知る世代が国民の2割を下回る今、風化する記憶もさることながら、戦争とは戦地のみで起きている局地的な軍事衝突ではないという事実が、どれだけ戦後世代に共有されているのでしょうか。
誤解を恐れずにいえば、先の大戦では、おびただしい数の人々が無念の死を迎えました。
兵隊にとられた人のうち、戦闘で命を失った人よりも多くの人は、病や飢え、途上の狙撃などで生涯を終えています。
彼らの命を奪ったのは、果たして「敵国」だったのでしょうか?
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コロナ禍への対応を見て、確信したこと。
世界情勢がどう変化しようと、日本は戦争してはならない。この国は誰が相手であろうと、勝てないから、です。
そんな邪心を抱く展開があれば、国民は阻止しなくては。自分のために、みんなのために、そしてこの国のために。
多くの人たちのかけがえのない命を奪った戦争を憎みつつ、安らかに眠れる人が少しでも増えて欲しいと願う、75年目の終戦記念日でした。