日々是呼吸


子供に見せる姿

第一子に言われたこと。
「将来は独身がいいな」

理由を聞いてみました。
「パパとママみたいに、しょっちゅう喧嘩してるのがイヤだ」

がーん。

そんなに頻繁に喧嘩した覚えはないのですが。意見の相違はもちろんあるし、私は夫に遠慮して黙るタイプでもないので、激しく言い争っているように聞こえるのかもしれません。

でも、もしかしたら、子供たちの心を痛めているのかもしれない。


思えば私自身も、いつからか思っていました。
お母さん、離婚すれば良いのにって。

こんなにお母さんをないがしろにする父親なんて人間のクズだから、とっとと追い出してしまえよと。
あいにく専業主婦家庭だったので、生活の糧を父親が稼いでいるため、自分がイヤでたまりませんでした。なぜ、こんなに威張りくさっているジジイの世話にならなきゃいけないんだと。
稼いでいるからって偉いと思うなよと。

学生時代、よく耳にしたのは「就職したら、お父さんの偉大さがわかるよ」という言葉でした。
実際に、男女差なしの、今も明らかに男性が多数派の仕事について私がすぐに気づいたことは、「偉そうにしてた父親は、社会人として全くダメだったんだな」ということでした。

父が他界し、感傷的になったのは久々に実家界隈に戻り、昔の出来事を思い出したからだけで、それ以外は全く悔いも悲しみもありませんでした。誤解を恐れずに書くと、父が死んで、もういない人に対して怒りを抱かなくなって、イライラから解放されたほど。
薄情な娘と言われても平気です。
なぜなら、それだけ私は、冷たくあしらわれ、怒号を浴びせられて、欠点をなじられて育ったから。

もしかすると子供達には、私が死んだ父の生前に抱いていたような思いを、私に対して抱かせているのかもしれない。
時折、無意識のうちに、自分が浴びせられたような言葉をこれでもかと発しているのかもしれない。

ただひとつ、私が親と異なる点があります。

子供達に重ねて伝えていること。
「親も先生も、間違えることがある。長く生きているから、分かることもある半面、年上だからというだけで正しいとは限らない」

子供時代の私が、いや大人になってからも、親からかけられたことのない言葉を、私は我が子に、折に触れて使っているのです。

我々夫婦が子供にとって、決して良いものには見えていないのだとしたら。
まさに死んだ父が「自分の育った家に家庭がなかった」と言っていたのと、同じかもしれません。

負の歴史はどこかで断ち切らなくては。

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by cocue-cocue | 2018-07-04 01:14 | こころと思い | Comments(0)

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