3月に入り、さすが春と思いきや、またまた寒さがぶり返しています。
ダウンコートやブーツ、ウール地の厚手のジャケットなど、さすがにもう暦とは合わないかと思ったものこそ、実は今の気候にぴったり合っている感じがします。
そろそろ、今月下旬から4月にかけては出番が少なくなりそうな服を着ておきたい、そんな気持ちになる時期。街に並ぶのは軽快な服ばかりですが、今その格好で歩くと体調を崩しそう。真冬が終わっても、気温や風の冷たさがまだ真冬並みです。
季節を先取りするのはおしゃれの証かもしれません。でもやはり、薄着になるには勇気が必要で、もう少し温まっていたいところです。
うだる暑さの季節には想像がつかないことですが、人はやはり、寒いと身も心も縮んで、動きが緩慢になるのでは。あたたかくなると、日差しが明るくなるだけではなく、気温が上がることでだんだん活動しやすくなります。
今年はどんな春が待っているのだろう。
後から振り返ると、よみがえってくるのは何の場面かしら。
春になるとまた、新しい出会いや別れ、再会があるはず。
芽吹く前のこの時期、心のゆとりを蓄えておきたいです。