寝る前に5分ほど、簡単な体操をしています。
きっかけは体重がじわじわと増えていることへの危機感でした。
生活リズムが変わり、外出の機会が激減した結果、歩行距離は短くなり、運動量が減り、さらには出かけない時間に何かを口に入れてしまう、悪循環があったのです。
どうにもこうにも、よくないと思った時、ほんと少しだけでも運動のようなものをしてみようと思い立ったのでした。
ジムに通ったり、ジョギングしたりするほど時間の余裕もないので、家でできて、負担感よりも続けられることを優先した結果、寝る前の運動が日課になりました。
大したことはしていません。肩甲骨周りの体操とか、数回だけのドローインなど、たったままできる手軽なものばかりです。
急には体型や体重が変わることもありません。しかしながら、ほんの少しだけ体が軽く感じるようになったのです。
その軽さを意識して日頃過ごしながら、思いつきました。
私は身軽なのだ、そう思っていたなら、自分の行動も変わるかもしれない。
気分転換に飲み物を買いに行き、目に留まった菓子パンやデザートがほしい、そんな思いが頭をよぎった時、自分に問いかけます。
「私は、身軽な私はそれを食べたいのだろうか?」
大抵の場合、答えはノーです。
食べると身に付いてしまう。それでも食べたいのかと思うと、全然そんなことないわけで。
逆にいうと、それでも食べたいものなら、食べちゃって良いと私は思うのです。
何だかわからない物珍しさや不確かな空腹感に振り回されて、心から欲しているわけではないものを食べて、体が重くなっていたなら、なんてバカバカしいのでしょう。
体操と呼ぶのもおこがましい日課をきっかけに、ささやかなイメージトレーニングで、体をデザインし直すことができるかも、と、期待する昨今です。