カラー診断を受けて、選んでもらった「似合う色ベスト5」を並べてみました。
ピンク色が入ったことへの驚きを除くと、馴染んだ印象を持ちました。定番、月並みといった単語が頭をかすめたのです。
うすうす似合うと感じていた色だった、それだけではありません。
ハッと気が付きました。
これまで、意外感を求めすぎていたのでは。
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どこかで目にしたのですが、いわゆるおばちゃまたち向けのお洋服のお店でよく聞く言葉が「何か、変わった服はない?」なんだそうです。
人と同じでは嫌、だからひとひねりほしい。
あまりにも突拍子もないのは困る、あくまでひとひねり。
いかにも日本人らしいメンタリティかなあと感じます。
そのせいか、商店街や、ちょっと古め?の駅ビルあたりで見かける、シニア女性向けブティック(死語?)の商品は、地味にデコラティブなものが多いですね。
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どこかで私は、似合う色を普通に着ているだけでは面白味がない、と勝手に思い込んでいた節があります。
おばちゃまのちょっぴりデコラティブ志向とは異なるものの、なかなか見かけない色だったり、自己イメージから離れたものだったり、そういうものをワードローブに加えなくてはいけない、と感じていたのです。
いつも同じでは、退屈。
そんな思い込みがありました。
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「昨日はスーツ、今日はカジュアルなシャツにデニム、明日はフェミニンなワンピース。そんな格好をしている人は、いったい何者なのか、伝わらない」
こんな趣旨の一文を読んだとき、反発した自分がいました。
気分に応じて、場面に合わせて、いろんな服を着て何が悪いんだと。
この反発のなかに、実は私のファッション感の問題点があったのだと、今ではとてもよくわかります。
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イメージを打破したい。
私にとっては、貼られたレッテルを剥がしたい、と同義でした。
こんなこともできるんだね、そんな意外感を与えたい。心の奥に潜んでいた願望が、服選びにも現れていたようです。
そこまでして、私が守りたかったものは、何なのか。
本当の気持ち、自分という人間が思ったり感じたり、考えたりしていること。
鎧と呼ぶには、あまりにも不安定です。
七変化で、目眩ましをしたかったのかもしれません。
でも、もう、要らないな。
今回の診断を受けて、そう感じるのです。
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