前回まで三回にわたり、浅倉ユキさんの手帳術のことを書いてきました。
浅倉さんはご著書で「大人は自分のご機嫌を保つ責務がある」という趣旨のコメントを残されています。
短気で癇癪持ち、気にくわないとすぐに怒声、ものを投げる~そんな父親(気がちいさい、小物なんです)。
自分さえ我慢すれば、が口ぐせなのになぜか娘にも「あなたは辛抱が足りない」と我慢を要求する母親。
その二人と三人家族で20年ほど暮らした私は、浅倉さんのメッセージに心を打たれました。
我が実家の狂った憲法には、こう書かれていましたから。
「大人は自分の不機嫌を好きなときに好きなように、立場の弱いものに撒き散らす特権がある」
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頭の片隅に、反面教師でしかない親のことをおいていたら。
なんと浅倉さんご自身のブログに、書かれていたのですよ。
数年前のお正月に帰省されたあとの記事ですが。
ご実家は直通電車で一時間半ほどですが、頻繁には行かれていないこと。
そしてご実家の様子や親御さんの(変わらない)近況を挙げられて「
人生の反面教師」とまとめておられました。
http://plaza.rakuten.co.jp/anakichi/diary/200701040000/
なるほど、浅倉さんの信念の起源はこんなところにあったのですね。
だからこそ、メッセージや手帳術の提案に共鳴したのね、と我ながらとても納得できました。
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そういえば、イクメンを支援するファザーリングジャパンを立ちあげられた安藤哲也さんも、新聞のインタビューで、亭主関白気取りでお母様を泣かせていたお父さんへの反発を語っておられました。
強いものを持って生まれていれば、親との関係でハッピーでなくても、バネにして新しくて全く異なるものをうみだせるのだなあと、お二人をみてつくづく感じます。
断捨離ブログでありながら、お片付けエントリをあげなくなって久しいです。
ランキングポイントの配分もこっそり減らしてしまいました。
そんななか、実は両親を断捨離してしまった私にとって、反面教師から学んだことをどうアウトプットにつなげられるか、大きなテーマになっています。