いつも読ませていただいているお気に入りブログのひとつに、
お中元についてのエントリがアップしていました。
そういえば私も…直接ではありませんが、贈答品にまつわるトホホな話を経験しました。
少し日があいてしまいましたが、こんなこともある、というのはぜひご紹介しておきたいと思いましたので、掲載元
「ぽれぽーれシンプルライフ .2。」のぱんだやぎ様のご好意で了解を得まして、元原稿にリンクをさせていただきました。
それはある年の、お歳暮シーズンでした。
実家の母から、「ココだけの話」ということで、電話で報告を受けたのが、お歳暮の顛末です。
夫の実家から私の実家へ、とある関西系の百貨店経由で立派な「昆布」が送られてきたそうです。
包みを解いてみると…商品にいろんなステッカーがべたべた貼り付けてあったとのこと。
なんだか変だな…と思って眺めるうちに、母はぴんときたんだそうです。
これ、
店頭陳列品じゃない?
とりあえず母は、送り状に書かれていた百貨店の連絡先に電話をして、説明をしたとのこと。
百貨店の回答は
「問題なく普通にお使いいただけますから、大丈夫ですよ」
だったそうです。
そういう問題じゃないだろ?と思った母が、その通り伝えると、百貨店は「では新しいお品を送ります」といったとか。
では、受け取った陳列品らしきものを返送しましょうか?というと、それは要らないといわれたんだそうです。
*****
結果的に、実家には立派な昆布のセットが二つ届くことになり…老夫婦二人で消費するのは難しい、という話は脇において。
実家の母からは「絶対に向こうのお義母様には、この話はしちゃだめよ」と口止めされたので、もちろん伝えてはいませんが、「世の中こんなこともある」という文脈で夫にはチラッと話しました。
「あなたのお母さんには、何の責任もないんだけれどね」と。
*****
せっかく百貨店から歳暮の品を手配した、義母の手間ひまもこれでは台無しです。
しかし…私は「ああ、運が悪い」と心の中で頭を抱えました。
義母が実は、いわゆる贈答品のやり取りを非常に負担に感じるたちなので、面倒だと思いながらしぶしぶやっていることを知っていたからでした。
本件は恐らく、いやほぼ間違いなく、百貨店の手配ミスだと確信しています。
がしかし…まさかないとは思うんですが、こんなやり取りがあったとしたら…
(百貨店) 「お客様、お選びになったお品ですが、人気商品のため現品限りとなっておりますが、よろしいでしょうか?」
(義母) 「最後の一つなの?あら、間に合ってよかったわ、それにしてちょうだい」
たとえ、の話ですが、仮のこのやり取りが、ギフトセンターで注文をした後、後日電話か何かで交わされていたり、だと、ぱんだやぎさんも書かれている通り「極力自分の目で確認する」ではなくなっています。
いずれにせよ、本件を通して、私の母は、義母が日ごろ季節の贈り物をおっくうがっていることと、届いた品について、何らかの関連をみいだしたのではないか。
「100%偶然に起きた、ある意味不幸な出来事」だとは思っていないんじゃないか。
母は私には言いませんでしたが、そんな余計なメッセージが伝わっているように思えてならないのです。
インターネットの普及で、いろんな地域からのお取り寄せも可能になり、贈り物の幅も広がりました。その分、行き違いやトラブルも増えているような気がします。
とはいえ、本家本元の百貨店で、こんなことが起きてしまうと…
いったい何を信じて、遠方の方に贈り物をすればよいのか、分からなくなってしまいます。
この夏のセールは昨日13日からようやく本格化しましたが、例年より時期が遅いため、百貨店の売り上げが激減しているようです。
デフレや不況、物あまりの時代といった背景で、飛ぶように物が売れない!というのは事実でしょうが、かつて「デパートの包み紙なら、間違いはない」と思って利用していた顧客を裏切ってはいないか、足元のサービスをしっかり見直してもらいたいなと強く願います。
…結局、中元歳暮のやりとり、両家の間では
止めてしまいました…
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