人気ブログランキング | 話題のタグを見る

日々是呼吸


もしかして、自信持ってる?

押し入れの名前は「押してものをいれる」事に由来している、そう信じて育った私の実家が、いかにものにあふれていたか、想像するのは難しくないでしょう。

とにかく詰め込む。びっちりしまう母の技は、大したものでした。
海外旅行で、買い物しすぎて溢れた友人のトランクを詰め直し、見事に蓋をしめたのはさすがでした。

が、しかし。

いざというとき、必要なものが見つかりません。
奥にしまいこみすぎて、忘れてしまう。手前のものが多すぎて、取り出せない。または、押し潰されている。

ディスカウントストアのドンキホーテは店頭の「圧縮陳列」 が特長でしたが、母の収納はいわば「圧縮収納」でした。

実家を離れて、結婚出産を経た私のところで、荷物の片付けを手伝ってもらうようになり、気が付きました。

なぜいつも、しまいこんで持ち物を見付けられないのか、その理由です。

衣類でも雑貨でも、最近なら(半)透明のプラケースや引き出しにしまうのが主流だと思います。
そのとき母は、とにかく空間があれば分類を無視してでも、入るものを詰め込むのです。

ケースのラベルに「夏物スーツ」と書いてあるのに、なぜかコートやウールのズボンが入っています。
一緒に作業していても「空いているから、ここに入れてもいい?」と言って、手近にあるものをしまいこもうとします。

だからそれじゃあ分類の意味がないじゃん…とたしなめますが、何が悪いのかわからない様子。
少しでも数多くしまうことができれば良い、そう思っているのですね

確かにおびただしい数のものを持ってはいます。
でも、見つからない、取り出せないなら意味ないのに。
半端に収納できてしまっているだけに、母はもしかしたら、自分は収納が得意だと自負しているのかも知れません。
始末に終えない…
by cocue-cocue | 2011-11-16 10:42 | 親への違和感 | Comments(0)

<< 買っちゃった♪      壊れてくれて、うれしい? >>

出して、取り入れて。ものや知恵と出会い、手放す毎日。
by cocue-cocue
カテゴリ
以前の記事
フォロー中のブログ
外部リンク
検索
タグ
最新の記事
他人の得が許せないということ
at 2024-01-17 02:22
この冬のセーターとニット
at 2024-01-07 01:58
お見舞い
at 2024-01-07 01:46
ピアスを愛でる
at 2023-09-23 01:14
出先で立ち寄る、100円ショップ
at 2023-08-18 15:13
最新のトラックバック
ブログパーツ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧