日々是呼吸


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ワッペン縫い付けに思う

 子どもの運動会を見学中、何とはなしに子どもたちの紅白帽の名前ワッペンに目が行きました。

 我が家はアイロンで接着できるワッペンを使っています。体操帽の販売店でも扱っていたので、皆さんも同じかと思いきや、意外と手縫いでつけておられるようで。

 そこではっと気づいたこと。

 え、皆、こんなに粗く縫ってるんだ……

~~~

 私にとって針仕事は鬼門です。

 モンテッソーリの幼稚園で、刺繍糸を使い紙を抜いとりさせられた経験も去ることながら、元家庭科教員で洋裁が得意な母親をもったのが不幸の始まりでした。

 真っ直ぐ、規則的に、糸の向きを揃えてキッチリ縫うことを最初から求められ、当然できなくて、自分は不器用、と諦めたのです。

 家にはあんなにたくさん、布や糸、手芸材料があったのに、私の趣味に手芸はひとつもありません。うまくできなくて嫌になるし、少しはうまくいっても、ダメだしされるのがわかっているからです。

 なるべく縫わなくて済ませるのが、私の対策でした。

~~~

 ましてやおでこの上で名前を示すワッペンを、私のレベルの手縫いでなど、つける気にはなれず。
 子どもが恥ずかしかろう、その思いしかなかったのです。

 しかし現実は。

 スイミングキャップにブランケットステッチでワッペンを何とか縫い付けられるレベル(独学)の私から見ても「え、しつけ縫い?」といったワッペンの子どもたちが何人もいたのです。

 申し訳ないですが、その程度なら、私でも数分間でできそう、といった……

 私が満たせなくて自信を失っていた、その水準があまりにも、高すぎたのだとしたら。

 何だか力が抜けてしまいそうです。

 
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by cocue-cocue | 2017-05-29 00:29 | しないときめたこと | Comments(0)


決めた未来の思い出

 親が私に望んだ人生は。
 大学を出て、近くの都市圏の企業で2、3年勤務。恥ずかしくない経歴と勤務先の男性と結婚して退職。子育てに専念。

 そんなのだったと思います。

 きっとそんな人生になるであろうと勝手に想像し、他の選択肢などあきらめていた。

 はずだったのに。

 地元を離れ、親の期待を外れ、全然違う場所で根を下ろしつつある。

 なぜできたのかと振り返ると、それは私が心の奥でそう決めていて、そのために無意識に努力していたからだと思う。

~~~

 今の私は、どんな未来を実現したいのだろう。
 そこがはっきり決まるなら、今取り組むことも明確に見えるはず。

 まだ親元にいたのに、未来を決めていたであろう私。
 それをしなくなったのはなぜなんだろう。

 思い出を振り返りつつ。

 今の課題が浮かんできた。

 
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by cocue-cocue | 2017-03-05 11:56 | こころと思い | Comments(0)


2015年、人生の転換

 ご無沙汰しています。
 年の瀬にひとことだけ。

 この一年は人生が、がらりと変わりました。周りにいる人、仕事の中身、いろんなことが大きく変化して、私の考え方もずいぶん影響を受けたはず。

 年末年始はもちろん帰省などせず、ついに親には年賀状も出しません。ガン再発の父親がもう死んだのかどうかも分からないし、関心もないです。怒りを文章に綴ってぶちまけないという思いも消えました。そんなことに体力と時間を割きたくないからです。

 親の存在を完全に消し去り、帰る家などない、私はここに生きていくしかない。
 その足元は自分で自由に設計できると気付きました。
 いつか私は、本当に自分の歩みたい道に向けて踏み出し、ここを離れると予想しています。
 そのときは、今いるここではない、別のどこかが「ここ」になる、それだけの話でしょう。


 ここも悪くない、そう思ったときに初めて、新たな道が開かれる。2015年に身をもって学びました。

 それじゃないというものの前には必ず、行く手を遮るものが現れることも。
 必ず向かうべき先に、歩みを進めるように世の中はできているのです。

 いろんな出会いあり、別れとは言わずとも「元仲間」になった人間関係あり。

 2016年は、今年よりさらに大きな変化と実り、そして愛が待ち受けている予感がします。

 皆さまに幸多い新年が訪れますように。

 cocue-cocue

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by cocue-cocue | 2015-12-31 21:19 | こころと思い | Comments(0)


損したくない彼女の、確かに損はしなかった話

 父方の親戚は商売を営んでいたからか、損得勘定に非常にうるさく、また細かい人々ばかりでした。

 彼らがあれだけ執着していた家業でもある商売を今、誰一人受け継いでおらず、つまり存続できていない現実をみる限り、その価値観はビジネスの成功に全く寄与しなかったと思いつつ。

 そんな一族の、ひとりの女性の物語。



 父方の祖父の長男の次女でもある彼女は、父親を交通事故で亡くしました。仕事で移動中の事故でした。
 労災が下りたのか、保険金が支払われたのか、私には分かりません。間違いなく言えることは、わがくそ親父は保険が嫌いで何一つ加入せず、JAFすら入らなかったくらいですから、あの家系のこと…押してしるべし、でしょうか。

 顛末はしりませんが、まだ10代だったのに、私の母をずいぶん罵ったと聞いています。
時が流れ、大手企業に勤める相手と結婚話がまとまり~~その時、すでに母も亡くしていた彼女の親代わりを勤めたのは、親族で唯一、かたい勤め人だった私の父夫妻、つまり私の両親でした。

 結婚後は絵に書いたような順風満帆な日々で~~郊外に庭付き戸建てを設け、一男一女に恵まれ、夫の海外転勤が決まりました。

 ちょうど私が独り暮らしを始めることになっており、もしよかったら、転勤の間、家電を譲ってもらえないか、と母が頼んだところ。

 回答はnoでした。
 使い慣れた家電で、帰国後も使いたいから、そんな理由だったように記憶しています。確か5年間の駐在予定でした。それでも手放したくないと。
 残念なことに一応身内なので、はっきり書いても問題ないと理解して書きますが、子供時代に貧困に苦しんだ人間ならではの物への執着だったのでしょう。

~~~~
 それから10年過ぎたかどうか。

 母が知り合った人が、偶然にも件の彼女の旦那の勤務先のOBとわかりました。大きな企業なので分からないかも、と思いつつ、少し珍しい苗字だったので話題に持ち出したところ。
 返ってきたのは「あいつ、離婚したやろ?」の言葉でした。

 結婚の際に親代わりをつとめたはずの母は寝耳に水。

 子供の進学のために旦那を残して先に帰国したところ、現地の女とできてしまって、離婚した、との解説だったそうです。

 今はどこでどうしているのやら、誰も知りませんが。
 確かに、あのとき私に譲らずに後生大事に抱え込んでいた家電は、彼女の「新生活」におおいに役立ったはず。少なくとも、買い揃えなくて済み、余計な出費は避けられたわけで。
 損したくなかった彼女は、損しなくて、済んだんですね。

 えっ、もっと大きなものを失ったじゃないかって?
 それはいってはいけませんよ。彼女が重視していたのは「損得」ですから。願ったとおり、損はしなかったんです。 

 損しないことを最優先にすると、確かに損をしなくて済む人生を送れるんですね。

 それでも、損したくないですか?



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by cocue-cocue | 2015-10-11 13:27 | 実家の風景 | Comments(0)


変なのは我が家だ、と知った日の話

 それは学生時代。夜の番組で、同じ学校の生徒が暮らす寮が紹介されるというので、見ていました。

 6畳一間の、今でいうワンルームマンション仕立てのその部屋、狭いし大変なことになっているだろうと想像していました。年頃の女の子ですから、服もバッグも化粧品も、それはもう物持ちだろうと思い浮かぶからでした。

しかし。

画面を見た私は、頭を殴られたかのような衝撃を受けました。

え、こんなにおしゃれに、暮らしているの?

テレビロケが入るために、片付けもしたことでしょう。

しかし。そこは明らかに整然とした空間でした。

これまでの私は、雑誌の独り暮らし特集号を買ってきては眺めて、絶対に私の人生ではありえないとあきらめていた独り暮らしに憧れていました。

こんなおしゃれに暮らしたいなと思っても「そんな、雑誌の中の世界なんて、実際に生活できない」と実母に言われていたから。

「家は楽屋」というのが母の持論でした。

でも、今私と同じ学校に通う人が、この整った部屋に暮らしている。厳然たる事実は、現実を虚構だと断言し続けた母の言葉を真に受けてきた私に、計り知れない衝撃をもたらしたのです。


とあるサイトで見かけた「貧乏神は、もので溢れた押し入れに住み着く」という一文。

せっかく抜け出せたのだから、刷り込まれたとおりに暮らす必要なんてない。

うん、そうだ。そうなんだ。



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by cocue-cocue | 2015-08-10 17:04 | 片付け・整理整頓 | Comments(0)


また、夏が来る

 初めて出産したのは、初夏でした。
産後の入院中、激しい雨が打ち付けていたことを思い出します。

 思い出を振り返るとき、いつも切なく思い浮かぶのは、暑い夏のひとこまばかり。
 初めて海外に行った中学時代、キャンプや合宿で人生が変わった高校時代。
 アルバイトに海外研修。東京を往復した四年生のとき。

 働き始めてからも、何かが起きるのはいつも夏でした。
 本当に突然結婚を申し込まれたのも、体調を崩したのも、暑い時期ばかり。

 今年もまた、夏が近付いてきました。
 何が起きるのか、全く知らずにいた一年前を思うと、無邪気な我が身が切なくなります。
 まさかの急展開で、夏の終わりとともに、一つの時代が幕を引き、その後の日々はまさに、想定外でした。

 今私がここにいること。あの出来事と無関係ではないはず。もし歯車が違うかみ合い方をしていたなら、きっと何もかもが違っていたでしょう。

 でももしかしたら、私が歩んできた道こそが、定められたものなのかも知れない。
 あのまま何事もなく過ぎていくなど、きっとあり得なかったでしょう。

 大きな出来事が起きるとは予想だにしないまま、心構えなく迎えた1年前の夏。
 私は今、ここにいて、事あるごとに振り返ってしまいます。

 またやってくるこの季節。暑さで高揚するのか、切ない思いが残る日々。
 今年の私を待つのは、どんな夏なのでしょう。



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by cocue-cocue | 2015-06-28 23:57 | こころと思い | Comments(0)


お買い物!

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一目惚れしたのは、こんがりブラウンのミニトートでした。

わざわざ出直して品定めしていたら、店員さんに「お客様の雰囲気はこちらです」と言われて、手にしたのがこのピンク色。

どういうわけだか、ピンクはよく勧められる色で、母親が忌み嫌い「あなたには全く似合わない」と言い聞かされ、忌避してきた色でもあります。

もう、母親より客観的な第3者の声に耳を傾けたい。

それから、この買い物は、とある人の質問に回答して「秀逸です」とお褒めのことばをもらった記念でもあるのです。

スイートな記憶ですから、やはりピンクがふさわしいでしょうか。

末永く愛用したいです。



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by cocue-cocue | 2015-04-25 00:44 | お気に入り | Comments(0)


手放す季節

 新年度は職場でもいろんな変化があります。
 私も、机の資料を片付けたり、細々と物を減らしているところです。

 懐かしくてたまらないファイルが出てきたり、まるでタイムカプセルのような私物の箱もありました。
 自分のなかで納得さえできれば、多くの資料を手放しても、実はなにも困りません。
時間が解決してくれることもあり、今迷っても、いつかは心残りなくさっと処分できることも確かです。

 今年度は本当に、いろんなことがありました。楽しかったこと、やりがいを感じたこと、驚きに悔しさ。
 喪失感、孤独感もありました。
 
 先のことは分からない、そんな当たり前のことをつくづく体感したこの1年。
 4月からはまた、いろんな転機を迎えます。
 それまでに身軽になって、新しいものを受け入れる余地を作っておきたいです。




 
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by cocue-cocue | 2015-03-22 12:36 | 片付け・整理整頓 | Comments(0)


トイピアノを壊す~その1

 数年前の話です。

子供の頃の私が使っていたらしい、木製のトイピアノを実家の親が持ってきました。

 盲目のピアニスト、辻井秀行さんが幼少期にカワイの小型ピアノで遊んでいた写真が公開され、ママ友の一人が子供の誕生日に買った、という話がきっかけでした。

 当時はそれなりのお値段だったのかも知れませんが、あいにく音程は狂い、音色もイマイチ。カワイのピアノなら、それこそ親から受け継いで素敵な思い出の玩具になったのかも知れませんが。

 そのうち、第2子が演奏?中、鍵盤を叩き壊してしまいました。続く
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by cocue-cocue | 2015-03-10 11:00 | こころと思い | Comments(0)


一年前は、いなかったのだから。

 月替わり。

 そういえば、何年ぶりかの再会で、私たちはどんな言葉を交わしたのだろう。

 一度だけ、お願い事があり、国際電話で話したけれど。

 正直なところ、ちょっと気が重かった。
 威圧的なところが、苦手だった。
 遠出して居ないときは、ホッとしていた。

 それがどんなことから変わっていったのか。年を重ね、打たれ強くなったのか。 はたまた、強引なところに巻き込まれただけなのか。

 ずっとあったものが消えるときの喪失感は、なるべく目の当たりにしたくない。

 けれど、初めからなかったんだとしたら…
かたわらを通り過ぎていっただけとしか言えないのでは。

 あの日、その人は現れた。それまで、そこには居なかった人。
 遠く離れて、でもそこに居ると思っていたけれど。
 もう、そこに居るのは変わらなくても、私には関係ない話。

 時がめぐり、またもとのところに戻ってきただけ。
 そして、私はまた、ここで一人、たたずんでいる。
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by cocue-cocue | 2015-03-01 14:15 | 仕事の相方 | Comments(0)

    

出して、取り入れて。ものや知恵と出会い、手放す毎日。
by cocue-cocue
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