納戸と化していた部屋の不要品処分に乗りだし、そのトイピアノをごみに出しました。
あいにく、数センチの差で粗大ごみにあたると言われ、戻されたのです。
「ノコギリで切れば捨てられる」と助言を受けました。
我が家にあったノコギリは持ち込んだ父親に突き返したため、切ることはできません。
ネジを緩め、分解できないかと試みるうちに、板を剥がせることに気が付きました。
2分割したところで、工具のミニとんかちを取り出しました。
ガンガン叩くうちに、そうだ!と思い立ったのです。
信頼できるカウンセラーさんがお勧めとおっしゃっていた「ダンボールワーク」をすれば良いのだと。
親への怒りと憎しみを込めて、トイピアノを壊すのです。
簡単に壊れないものの、叩くことで怒りがほんの少し、表面に浮き上がってきました。
私はこんなに、怒っていたんだ。
とんかちをふりおろしながら、きっかけとなった鍵盤を壊した我が子に、感謝の気持ちを抱いたのです。
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