日々是呼吸


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愛を手放した日

ここのところ、断捨離スイッチが入ったようで、取りつかれたように家の不要品を処分しています。

棚を片付けていたときに、ふと手にしたファイルから、紙の束が出てきました。

記憶になかった封を解いてみると、中からカードがたくさん出てきました。

かつて、私のことを応援して下さった方からのメッセージが綴られていたのです。

私の中で、楽しく振り返ることができるような日々ではなかったかもしれません。
実際、当時の志は残念ながら実を結んでいません。

不思議なもので、カードの束を眺めているうちに、心のわだかまりがとろとろと流れていくのを感じました。
次の瞬間、思わず束ごと抱きしめていたのです。

ああ、ここには愛があったんだ。

棚の片隅で忘れ去られていたそのカードに、封印されたわけではなく、愛はそこに、ただあったのです。

自然に、ありがとうの言葉が出ました。
カードに綴られた言葉を、私はもう目にしなくてよいし、2度と思い出さないかもしれない。
それで良いんだと。
お別れの時が来たのね、と。

包みに戻し、リボンがわりの赤い紐をかけて、袋にそっと入れました。

カードは、我が家をあとにしました。

とても時間がかかりましたが、そこにあった愛は、役目を果たして、旅だっていきました。
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by cocue-cocue | 2014-07-24 13:15 | こころと思い | Comments(4)


私の「俺ルール」は親父仕込み

 自分の両親が自閉圏にいると自覚してから手に取った本のひとつに、ニキ・リンコさんの著作があります。

 彼女は「俺ルール」という表現で、幼い頃に誤学習したことが骨の髄まで染み着き、いかなる事態でも一貫して初期設定のルールを適応しようとして社会性の問題に発展してしまう、自閉圏独特の激しく頑固な思い込みを分析、解説しています。
 そのなかで、ニキさんご自身の俺ルールのひとつ、「大人は、なんでも子どもよりよく知っている」という一節に触れ、ハッとしました。

あ、私に「俺ルール」化した刷り込みがある!

*****

社会に出て、ずっと不満だったことがあります。
まあ、おじさん一般への不満みたいなものかと思いますが、年長の男性が愚かな言動をとるのが許せなかったのです。

中学から大学まで女子校のため、男性をたてるという発想と無縁でした。
とはいえ、バカな親父どもが「小娘」の私にすらできる、分かることが、さっぱりできなかったりすると、怒り心頭でした。

これって、図らずも刷り込まれたんですよ。
親父がいつも家で語っていたこと。

「世の中の全ての男性は、全ての女性よりすぐれている」

*****

実は実家は、母が国立大、父が私大の出身です。明らかに母のほうが、難易度もレベルも高い学歴でした。

だからかどうか、ずっと親父は「世の中で一番優秀な女より、一番愚かな男のほうが上」と言い続けていました。

母から見れば、馬鹿馬鹿しくてまともに取り合っていなかったのでしょう。
私は、といえば「班長は男子、副班長は女子」のルールを誰も疑問視しないなか、唯一私の班だけは女子班長、という小学生時代でした。
そんな下らないルールに侵されているとなど、思いもよらなかったのです。

*****
女の先輩のへまや失敗はなぜ許せたかというと、これは小学生のころ、一学年上の模試を受けたりして、年上だから何ても知ってる、分かるわけではないと体感していたからです。

しかし、一番身近な男の家族が頑固なかんしゃく持ちの自閉、というのは、子供にとって百害あって一利なし、です。

やれやれ、バカバカしい。
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by cocue-cocue | 2014-07-01 10:45 | 親への違和感 | Comments(2)

    

出して、取り入れて。ものや知恵と出会い、手放す毎日。
by cocue-cocue
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