日々是呼吸


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「不況」で共働きが増えたのか?

 国が定めた基準を満たす認可保育園に入園を申し込みながら、枠がなくて「待機児童」になっている子供の数が、相変わらず高水準です。
 都市部やそのベッドタウンでは特に顕著です。自治体は定員を増やしたり保育施設を新設して対応していますが、需要が供給を上回る傾向が続いているため、解消は難しいようです。

 報道をみると必ずでてくるのが「不況により共働きのニーズが強まったため」という分析です。

 子供を預けてフルタイムで働き、ただいま育休中の立場から感じるのは、「不況、という言葉を使っている限り、待機児童問題は解消しないな」ということです。

 不況というのは、経済の状況が芳しくないこと、好景気の対極の状態です。
 保育園を整備する自治体、もとい保育行政を政策面で主導する政府の立場では、不況とはあくまでも一時的な現象、という言い分を持つはずです。
 もっというと「日本の不況は当面続く」という認識は(内々でひそかに共有されたとしても)表にはでないでしょう。
 それは経済政策に手をこまねいていることを自ら認めることでもあり、国の発展を放棄しているのと同義と受け止められるからです。

 折からの少子化時代、一時的な不況によって共働きが増えているだけなのであれば、設備や人材等に予算を振り向けて保育施設を整備する必要はない、そういう論法が可能になります。
 ほとんどの自治体は財政難に苦しんでおり、箱ものと有資格者の雇用を要する保育施設は、なるべく増やしたくないのが本音のはずです。

 では共働きニーズというのは、どこから来るのでしょう?
 女性のキャリア志向、男性の収入の伸び悩みに伴う家計補填ニーズ…いろいろな切り口があると思います。
 多くの子育て世代の根底にあるのが「もはや働き手一人の収入で家族を養うのは難しいのではないか」という危機感ではないでしょうか。

 右肩上がりの経済は終わり、GDPは中国に抜かれ、欧米先進国はいろんな事情から景気が低迷し、新興国は驚異的な成長力で追い上げてくる。
 その中で日本が、高度経済成長期時代のままの「標準モデル家庭」=主にサラリーマンの父、専業主婦の母、子供二人、持ち家とマイカーも…なんてのを維持し続けられるような経済力を持ち得るのか?
 今後は無理と思っている人もいれば、とっくに幻想は終わっていると感じている人もいるでしょう。
 今年の夏のボーナスも、削減率は過去最高と報じられています。

 いくら政府が無策への批判から逃れようと「(一時的な)不況」を理由に挙げたとしても、実際の国民は「経済構造の転換に伴う低成長、もといマイナス成長」を目の当たりにして行動して、職業や家族のあり方を選んでいます。
 出生数が減ろうと、人口が減ろうと、出産適齢期の女性が減少傾向に転じようと、出産後も働き続けたい、いや働き続けないと困る、そう感じている女性は間違いなく増えていますし、今後その傾向は強まるでしょう。
 
 自治体の努力を否定するものでは決してありません。
 ただ「不況」=いつかは好況に転じるはず、という根拠のない楽観的なものの見方を残したままで待機児童問題や保育政策を考えているならば、国民・住民の意識とのずれは広がる一方です。

 例えば子供の有無に関係なく働き続けるのが前提である社会に必要なのは、一時的には長時間労働に対応した長時間保育サービスでしょうが、将来的には労働時間の柔軟性(長さ、時間帯、頻度の設定)、労働場所の選択肢拡大(在宅勤務含む)、場合によっては子連れ勤務を認める、といったものも視野に入ってくるでしょう。
 今取り組むべき「待機児童問題」も本来、今までとは違う前提の社会になったという文脈で解決されるべきものではないかと感じます。

 …「二人目育児」カテゴリーに参加しているので、子育てについてUPしてみました。お読みいただき、ありがとうございます。


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by cocue-cocue | 2012-06-29 14:01 | 子育て | Comments(0)


好きなように、する

 通勤も通学もせずに、自宅で過ごす産休生活は、ややもするとのんべんだらりと時間ばかり過ぎていきます。
 一日30分の「抜き」作業とか、家事の時間割を作るとか、工夫しないといけないな、と思いつつ、赤ちゃんのバイオリズムや自分の体調、気分、空模様次第でやることを決めている、そんな状態です。
 こんなことじゃいけない!家にいる今こそ、できることがあるはずなのに。そんな焦りは、心の底でずっとくすぶっていました。

 洗濯とか皿洗いといった日課以外に取り組んだことを、手帳に書き留めてみたこともありました。日記をつけるのは苦にならないはずなのに、この手の記録はどうしてもはかどらない…余白だらけのページを目にすると、毎日なにも達成していない気分になってしまいました。

 なぜそんな風に思ったのかわかりませんが、ふとひらめいたのです。
 休業中なんだし、好きなようにやってみようと。

 「あれもしなくちゃ」「こうでなくてはならない」「こんな風にすべきなのに、できていない、またはできなかった」
 頭や心の中で繰り返しながら、自分を責めていることに気がついたのです。
 疲れが倍増するので、やめてみようと。

 そう誓った翌日。赤ちゃんの横であやしているつもりが、二人して二度寝してしまいました。
起きたらいい時間。予報では雨だったはずが、わずかながら晴れ間も覗いています。

 今までなら間違いなく、「寝坊するなんて、恥ずかしい、情けない、だらしない」「せっかく雨が降っていないのに、さっさと洗濯をしておかないなんて」そうやってどんよりした気分になり、重い体を引きずって家事の遅れを取り戻そうとしていました。

 でも、それはやめたのです。
 「遅刻したわけでもないし、いいじゃん。昨日は外出したから、疲れていたのよ」
 もはや開き直りではありますが、過ぎ去った時間をあれこれ悔やんでも仕方ないのです。
 おなかが空いたからご飯は食べよう。
 のんびり、気が向いたことをしよう。

 しなきゃいけない、をやめて、やりたいようにしました。
 赤ちゃんの昼寝中、お昼を簡単に作って食べたり。涼しくなった夕方、近所に散歩に出かけたり。そのかわり、夕ご飯は手軽にすませよう。

 一日が終わって振り返ると、こなしたことはいつもと同じどころか、それ以上でした。
 あれ?
 自分を追い込んでいるときよりもずっと、いろんなことができている。しかも、気分が軽いとは。

 赤ちゃんのご機嫌に振り回されるとはいえ、お勤めの人のような時間の制約から逃れている生活。メリハリも大事ですが、気楽に構えるのは、案外侮れませんね。


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by cocue-cocue | 2012-06-26 13:00 | こころと思い | Comments(2)


買い物=買うもの探し?


 夏のセールが近づいてきました。
 今年は大手アパレルの宣言もあり、百貨店のサマーバーゲンは過去数年の日程よりも後ろ倒しになるそうですね。
 我が家の近くの商業施設は間もなく=今週末から始めるようで、電車にも吊り広告が出て、郵便受けには案内ハガキにポスティングチラシが入っていました。

 持ち物が多い人の特徴として、買い物好きが挙げられると思います。
 自覚していなくても、自宅の在庫に関係なく特売品を買ってしまったり、底値を求めて行脚するなら、買い物が好きだといえそうです。物を買うことに、エネルギーやお金をつぎ込んでいるわけですから。

 バーゲンやセール、ソルドといった単語に無条件に反応するわけではない私ですが、ご他聞に漏れず買い物は好きです。
 産前産後、自宅でこもりがちだったので、出かけられるようになって、物を買ってきたときのこの充実感。
 何かを手に入れる喜びを、改めて味わったりしています。

*****

 子ども時代から、お土産物屋さんをじっくり見るのが好きでした。
 ものめずらしさも手伝って、一軒一軒、隅から隅まで飽きることなく眺めるため、あるとき京都の清水坂に連れて行ってくれた父が、あまりにも次に進めないと帰宅後母に文句たらたらだったことも記憶にあります。

 みやげ物探しは典型なのかもしれませんが、あるとき、気がついてしまいました。

 私は「何か買うものはないかな?」と思いながら店に足を運ぶ、そんな買い物をしているのではないかと。

 駅ビルや商業施設に立ち寄るとき。
 必要なものや、欲しいものが明確に浮かぶわけではないけれど、何かを買いたい。
 「何か」って、いったい何だろう?
 その「何か」を探すために、お店を巡っていたとは、全く自覚がありませんでした。

 「買うものはないかな?」と思いをめぐらしている真っ最中に、赤札商品やらお買い得ワゴンを見つけてしまったら…買ってしまうのは当然の成り行きです。

 「お得」「珍しい」「この値段なら試してみたい、失敗しても心が痛まない
 そうやって手に入れたものが、実際に活用されるかどうかは別にして、家の空間をじわりと蝕んでいったのは疑いのない事実です。

 買い物の楽しみは否定しません。衝動買いもお楽しみの一つだと思います。必要不可欠なものしか絶対に買わない、そんな生活は私には困難です。

 でも、子どものころ、親から厳しく言われたはずだったのです。
 「欲しいものがあったら、その場で買わずに我慢して、次の機会にしなさい」と。

 「次の機会」がない旅先に限っては、「記念」「思い出」が格好の口実となって、いろんなみやげ物を買いました。
 いや、旅先に限りませんでした。セール期間こそまさに「今を逃すと…」と自分に言い訳していたのではないかと。一期一会、とか、掘り出し物とか、何とかいって。

 何となく、その場の気分で選んでいた、その「何か」。
 買い物って、買うものが決まっていたうえで、逡巡したり探し回ったりするのが本来の姿では。
 もしかしたら、買うものすら自分で分かっていなかったがために、場当たり的な買い方をしていたのかも、いや、そうに違いありません。

 セールの時期が来るたびに、ものの買い方に思いを馳せます。
 買い物は選択、選んだものの積み重ねが、身の回りであり、暮らしであり、人生であるとするならば…これからの私は、どんな買い物をするのでしょうか。
 定期的に振り返ってみたいものです。
 


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by cocue-cocue | 2012-06-22 01:30 | 片付け・整理整頓 | Comments(9)


改めて、旅が好きです


 独身時代から、旅が好きです。知らない土地に出かけていって、町並みや暮らし、食べ物、文化に触れるのがとても楽しくて、国内外を問わず、旅したものでした。

 子どもが生まれてからは、長距離の移動や長い日数の滞在は難しいので、コンパクトな旅になりましたが、子どもがいる旅という新たな楽しみも得ました。
 何度も訪ねてみたい土地もあれば、新しい街を開拓したい気持ちもあり、旅のことを考えていると本当にわくわくします。

 旅の楽しみは、違う土地に出かけることだけではありません。
 下調べも興味深いですし、旅程を立てるうちに、何度も足を運んでいるような気分になったりして。
 「おうちに帰るまでが遠足」ではありませんが、私の場合、出発前どころか、旅行すると決定する前から、楽しみは始まっている、そんな感じです。

 旅の一環として、荷造りをひそかに気に入っています。
 家ではあふれる荷物と格闘しつつ、なかなかうまくすっきりできなくて悩んでいるにもかかわらず、です。

 旅行を口実に、服を新調する、というのは、断捨離と出会う前の常套句でした。バッグも旅行のたびに増えていったような。今はもう、そのために服もかばんも買いませんが。 

 旅先で使うものを想像し、なるべく荷物を増やさないようにしながらも、少しでも快適に過ごすためのお助け小物を選ぶ。
 少ない枚数で着回しできるコーディネートを選ぶ。写真を撮ることもあるだろうから、色合いに変化を付けてみたり。身なりを理由に、立ち寄りたい場所をあきらめたくないので、カジュアルからちょっと改まった場面まで対応できるように、自分なりに工夫してみて。

 知らない土地でわざわざ探しまわらなくて済むように、絶対に忘れちゃいけないもの、逆にかゆいところに手が届くというものを用意して。
 旅先で気がついた「これがあればよかった」はメモにして、次回の参考にするのです。

 今回は家族4人で出かける、初めての旅でした。
 以前は、詰め込み荷造りをやっていたようですが、子どもが生まれて初めて海辺に出かけたときは、事前に段ボールを宅配で送っておくほどの荷物でした(限りなく手ぶらに近い状態で出かけたかったため)。

 ところが今回は、人数が一人増えているにもかかわらず、バッグの数は以前と同じ、内容量はむしろ前回より減っています。
 紙おむつをたくさん入れて行ったり、子どもたちの着替えを余分に加えたにもかかわらず、です。雨の予報だったので、子どもの長靴やレインコート、ベビーカーのレインカバーといった、これまで使わなかったものも持って行きましたが、全体としては大荷物ではありませんでした。

 経験を重ねるごとに、余計なものと必要なもの&量を見極める力がついてきたのかもしれない!
ひそかに自画自賛しながら、必要なものだけを持ち歩く暮らしが本当は好きなんだな、と自己発見していました。

 人生もまた旅の一つと考えれば、もっと持ち物はそぎ落としていけるはず…これからの課題はこのあたりでしょうか。

 などといいながら、また次の旅先に思いをめぐらせ、いつどこに行こうかなどと考えながら、風に当てて休ませたトランクの蓋を閉めました。

 皆さんは、旅は、お好きですか?



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by cocue-cocue | 2012-06-20 14:45 | お気に入り | Comments(6)


つちだよしはる 「おとうさん」 と出会った旅


 家族で湖のほとりに出かけてきました。
 終日雨の予報で、梅雨に旅を企画したことを後悔したくらいです。
 現地では朝の雨とは打って変わって、昼からは帽子を持参しなかった自分を責めたくなるほどの夏の日差しに恵まれて、花や緑を楽しむことができました。

 鉄路で向かったので、最終日は乗り継ぎ駅近くにある、子供向けの遊び・交流施設で過ごしてから帰りました。
 
 内装も美しく、また工夫されていて、てっきり新しくできたものかと思ったら、授乳室でご一緒した一歳の息子さんといらしていた地元のお母様によると、設立10年を超えている施設とのこと。
 公的な施設ですが、スペースは広々としており、屋内でも全身を使って思いっきり遊べる空間が用意されています。奇をてらった設備や玩具があるわけではありませんが、手作りのフェルトおもちゃにおままごと、着せ替え人形など、心温まる玩具もあれば、小学生が誰にも怒られずにどたばたと勢いよくダッシュできる、金属製の回廊もあります。
 近くにお住まいの子育て中の方々がうらやましい、毎日でも通いたい、そんな場所でした。

 私の暮らす街は、自治体の首長が子育てに取り組む姿勢を見せていることもあり、地域の児童館もいろんな催しを企画しています。残念ながら、一方で大半の設備は古びているうえ、都市部だけに広さやゆとりは期待できない、といった現実があります。

 家の近所にある、民間が運営する遊び場は、市販のキャラクター系玩具が中心で、それはそれで楽しいのですが、休日は混み合って入場制限がかかることもありますし、料金も決してお安くはありません。
 素朴な子どもの遊びをのびのび楽しむことは、都会では贅沢なのかもしれないですね。

*****

 さて、そんな素敵な施設の一角に、「おはなしのこべや」という名前の、木のベンチで絵本を楽しめるコーナーがありました。
 そこでであったのが、「おとうさん」(つちだよしはる さく 小峰書店)という絵本です。


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 子どもが夫に「読んで」とせがんだ絵本のうちの一冊でしたが、傍らで赤ん坊をあやしながら夫が読むのを聞いていると、涙がたちまちあふれてきました。

 あらすじの紹介は割愛いたしますが、お父さんと幼い娘の日常を、美しい風景の絵とともに描いている絵本です。

 普通に書店や図書館で出会っていたとしても、この絵本は十分に涙を誘う作品だと思います。

 家族が4人になってから初めての旅という、いつか人生を振り返ったときに真っ先に思い出すに違いないひとこま。
 そこで親心、子心を見事に描写した絵本が目の前に現れて、不意打ちを食らったかのようでした。

*****

 二人目の子どもを育てていて、一人目が赤ちゃんだった頃のいろんな情景が頻繁に蘇ります。
日記をつけたり、写真に残したりしているにもかかわらず、忘れてしまっていることの多いこと。本当にささやかな、記録するまでもないようなことが、実は本当に思い出深いことだったりします。

 言わずもがな、ではありますが、今回の子育てで痛切に感じているのは、この日々は二度とかえらない、ということ。
 じっくり、ゆっくり、味わいつくしたい。
 
 断捨離が思うようにはかどらなくても、子どもとの外出を優先してしまい、食材の消費が追いつかなくても、それこそ「自己研鑽」ができなくても。そんなこと、たいした問題じゃない、もっと大切なものが目の前にある。

 旅先で忘れがたい絵本と出会ったことも、子育て中のお母さんとの一期一会も、子どもたちが見せた表情も。きらきら輝くものは、今、自分の前にある。そんなことを感じた、旅でした。


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by cocue-cocue | 2012-06-18 23:00 | お気に入り | Comments(2)


好みは強い。

 人は自ら選んだものを、時間が経ってからも良いと思うものなんですね。

 ある日、義父がスーツに素敵なネクタイを合わせていました。デザインがさわやかで、若々しいなあ…と思いつつ、ほめるのもなんだか気恥ずかしくて、特にコメントしないでいました。

 と、義父が一言。
「このネクタイ、君らにもらったんだよ」

 ???
 そういえば…結婚式の少し後に改めて夫の実家を二人で訪問し、贈り物をしたことを思い出しました。
あのときにお渡ししたネクタイだったのね、うっかり「素敵ですね」なんていわなくて、本当に良かったです。

****

 夫が持っていた食器の一つに、大きなカレー皿がありました。

 私の母は我が家の台所に立つたび、
「このお皿、大きすぎて使い勝手が良くないし、場所ばっかりとって、嫌ね」といつも文句を言っていたものです。

 実際、一枚しかなかったので、ひどくかさばるわけでもありませんでしたが、逆に一人分しか使えないという欠点もあり、食器棚の引き出しの一番下にしまっていました。
出し入れも不便で、ほとんど使うことはなかったのです。

 第2子の産後に手伝いに来てくれた義母が、手製のミートソーススパゲティを作ってくれたとき。
 あらびっくり、カレー皿に盛り付けられているではありませんか。

 手前には10枚以上、パスタに使うようなサイズのお皿が複数の種類あったにもかかわらず、です。義母はわざわざ、引き出しの底から発掘したのです。上にあった10数枚のお皿を取り出すという手間まで惜しまずに。

 ああ、このお皿は、夫が実家を出て一人暮らししたときに、義母が持たせたものだったのね。一枚しかない理由も、やたらとサイズが大きいのも、謎が解けました。(夫は食いしん坊)。

 選んだときから、年単位で時は流れているというのに、人はやはり、自分が選んだもののどこかに好みを見出すものなのね。自覚なく「素敵」と言いそうになってしまって、改めて根強い好みの存在感を思い知らされたのでした。
 
 



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by cocue-cocue | 2012-06-15 11:55 | お気に入り | Comments(8)


ものぐさは二度手間のはじまり

夫が子どもの着替えを手伝うと、必ずどこか不備があります。

襟が曲がっていたり、ボタンをずれて留めていたり。
ズボンをねじれてはかせたり、靴下を伸ばしきれていないため左右の長さが異なっていたり。
肌着シャツが裏返しとか、水着の前後が逆ということもありました。(恥さらし…(-_-;)

夫の手先が、ちょっと考えられないくらい器用から程遠いのも一因ですが、本人がシャツのボタンがずれたまま気が付かなかったりするので、そもそもきちんと着ることへの関心が薄いとも言えます。

幼少期のもたつく身支度を待てなかった義母が、夫の身の回りの世話を全部やってあげたため、成長過程でスキルを身に付け損ねた、そんな側面もあります。

子供が夫に着替えを手伝ってもらったズボンはウエストのゴムがねじれ、下手するとズボン本体がねじれたままになっています。

その都度、親子に注意しますが、一向に改善の兆しはありません。

あるとき、子どもに注意したら「パパが間違えて着せるから」というのです。

「だったらパパにねじれていると教えてあげて、直してもらったら良いでしょ」

それを聞いた夫はある日、こう口走ったのです。

「服を真っ直ぐにしようとしても、すぐ逃げちゃうじゃない!!」

はたと気が付きました。

夫はとりあえず衣類を身に付けさせれば、着替えは完了と思っているのでは?

靴下の左右の長さが違うとか、襟が片方出ていないとか、ズボンを真正面に穿けていないとか、私に指摘されるようになって仕方なく?整えているだけかも知れない。

そもそも服を身に付けてから、そのあとに追加でやればよい種類の手順と位置付けているのではないかしら?

私にとっては、自分が着るにしても子どもに着せるにしても、初めからズボンや靴下は真っ直ぐ引き上げますし、衿は着ながら伸ばして整えます。
「着る」作業が完了したときには、当然整えてあるのです。
理屈っぽくなりますが、「服を着る」動作には自動的に整える過程も含まれているのです。

夫の辞書にある「服を着る」動詞には、襟やボタンを適切に整える作業は含まれていない?

お気づきの通り、着替えに限らず、夫は非常にものぐさな人間で、やりっ放しにしてしまうことが多いのです。
なぜこんなにものぐさなんだろう、ずっと不思議でなりませんでした。

ズボンを最初から真っ直ぐはかせようとしていれば、よほどのことがなければねじれることはありませんし、仮にずれても微調整ですむはず。

「まず」ズボンを引き上げる。「それから」ねじれを直す。
手順をそんな風に切り分けるから、二段階になって、手をつけるのが面倒くさく思えるのでは。
いざ取り組もうとしたら、途中で子どもに逃げられたりして、完遂できないのでは。

数多あるお片付けブログや断捨離ブログで「とりあえず」を戒めるメッセージをよく拝見します。

動作においても、ゴールをとりあえずのレベルにおいてしまうと、夫のように、中途半端にしかできず完了できなかったり、後からの手直しが手間に感じたり、自ら作業を複雑にしてしまうのではないかと、おせっかいにも感じざるを得ません。

一度引き上げたズボンを、正面に向け直すのにかかる手間、バカになりませんし(-_-;)



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by cocue-cocue | 2012-06-13 00:45 | 身に着ける | Comments(6)


買わずに済んだズボン

 乳飲み子を連れてぼちぼち出歩くようになってきました。

 少し前から、検診や予防接種で外出の機会はあったのですが、あくまでも「非日常」の位置づけでした。
そろそろ、日課としての外気浴や散歩が必要な時期になったのです。それは同時に、身支度という課題が日常的になってくることを意味します。

 産前産後の悩みの一つが「体型の変化幅が大きすぎて、着るものに困る」というのがあります。

 今回は冬の終わりの出産だったので、いわゆる産褥期は授乳機能付きパジャマで過ごしてばかりいました。重ね着、もと厚着の季節だったこともあり、着替えて出かけるというのが非常にハードルが高かったのです。

 気候も良くなり、さすがにパジャマで終日過ごすのもためらわれるようになり…トップスは前開きか授乳口付き、プラス羽織りもの、でよかったのですが、問題はボトムスでした。

 妊産婦の体型が最も変わるのは、おなか周りです。いわゆるマタニティパンツは複数持っていましたが、産後は笑っちゃうぐらいにぶかぶかになるので、使い物になりません。

 出産日から妊娠前に向かって、時間をさかのぼるように着るものを変えていける、といいたいのですが。
産前は出勤していたため、当時活用したのはいわゆる仕事着、しかもジャンパースカートやワンピースが中心で、授乳が不便どころか不可能な服ばかりでした。

 仕方なく、手持ちのデニム1枚をずっと履いていました。
履きたいと思ったジーンズはおなか周りがまだ合わなかったり(そのうち入る日がくる、はず)、布地の厚さが季節にあっていなかったりして、あきらめていました。

 そろそろ買うしかないな、と思って、近くの商業施設に行ってみるものの、赤ちゃん連れで試着するのは決して簡単ではありません。お昼寝のタイミングに、うまく試着したい商品が手元にあるといいのですが…

 先日も、ユニクロと無印を訪ねてみましたが、試着まで至りませんでした。残念。

……ところが、自宅でたまたま子どもが一人遊びしていたタイミングに、ふと思い立って、手持ちのボトムスを試し履きしてみたのです。

 中身が整理できたら、いずれは処分しようと思っている、ズボンが入っている蓋付きキャスター付きのPPケースを開けると…
持っていたことを失念していたあのストレッチパンツが!しかもはいてみるとピッタリ。
買ったまま、着る機会を逸した(買った直後に一回目の妊娠をしたため)デニムも、ばっちりでした。

 新しいズボン類、買わずに済んだというよりは「買うチャンスが来なかった」だけともいえますが…持っているものを確認したことで、新たな出費も、持ち物の増加も、同時におさえることができました。

 まだ産前の体重には戻りきっていない私。当面はサイズジプシーを続けそうです。
産後の時期は衣類の断捨離に取り組むには限界があるのですが、まずは手持ちのものから、という原点にかえる、好機となりました。


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by cocue-cocue | 2012-06-09 09:30 | 片付け・整理整頓 | Comments(2)


ベビーケターン、慣れてきました

 子どもの首も座って、ようやく落ち着いてご報告できる日がやってまいりましたので、アメリカ生まれのベビーキャリア、ベビーケターンの使い勝手について、レポートいたします。

 Baby K’tanベビーキャリア 

 布だけでできているがゆえの、柔らかい肌当たり。
 母親の体に程よく分散される赤ちゃんの重さ。
 ベビーキャリア本体の存在感がありすぎないこと。

 これらの利点は、ベビーケターンを手に取ったときに感じた期待を、超えるものがありました。

 もっと早くご報告したかったのですが、今になってしまったのには、理由があります。
 そしてそれは、このベビーキャリアの使い方に、関係してくる面があります。

 詳しくは、続きへ!!


 


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by cocue-cocue | 2012-06-07 18:04 | 赤ちゃんのお世話 | Comments(0)


端切れと端材

 久々に親がやってきて、前述の通り我が家では不要になっている物を、親の手によって家から出してもらいました。

 生ぬるいかもしれませんが…親たちの趣味を見て、ああこれはちょっと、ごちゃごちゃ散らかるのも仕方ないな、と思ったことがあります。「親との対決」から、ちょっと横道にそれますが。

 父の趣味は日曜大工です。子どものころ、実家の庭には父が角材で作った平均台がありました。庭の物置には工具やらネジ、くぎ、ビスなど…いろんなものがたくさんありました。

 残念ながら父は緻密さ、見た目の美しさを追求せず、とにかく頑丈に仕上げることが至上命題!という価値観だったので、父の大工仕事は、母も正直ありがた迷惑と感じており、私などは「市販品のほうがきれいだし、使いやすい!」と感じていました。
(仕上げが雑で、とげが刺さったり、釘が緩んできたりするのです。ちなみに私の夫も、子どもも、父の作品?で負傷の経験があります)

 母は手芸、なかでも洋裁が大好きです。彼女は家庭科教員だったこともあり、業務用ミシンでワンピースやジャンパースカート、コートを縫うのはもちろん、私のバレエの衣装も型紙から起こして、教室の発表会のときは布の調達から縫い上げまですべてやっていました。
 こちらは父の素人仕事とは違い、娘が言うのもなんですが、相当完成度の高い、いわばプロ級でした。

 手芸好きの典型として、彼女はとにかく、ありとあらゆるジャンルに手を広げていました。刺繍、レース編み、レザークラフト、ぬいぐるみ作り、アップリケ、染色…そのたびに手持ちの布と糸は増えていきます。
 それを消化しようと始めたパッチワークにはまり、これまた新たに布を買い込んで…デコパージュにも手を出していました。

 この二人の趣味の共通点があります。素材と道具が増えること。これは百歩譲って、許すとして。
 最も困るのは実は次の点です。

 「布の切れ端や、あまった板、木材が次の作品に使えるため、際限なくとっておく羽目になる」

 予備ボタンでも小さい布でも、小物を作るときとか、縫い物作品のちょっとしたアクセントに使うことはできます。
 端材もしかり。ちょうど良いサイズの木材であれば、作品に使えますし、そうでなくてもペンキのためし塗りやら、のこぎりの切れ味確認といった使い道もあります。

 そして彼らが今回、捨てずに持ち帰ったものというのが、まさにこの「端切れ、端材」類でした。

 端という漢字がつくだけあって、サイズはばらばら、素材もまちまちだったりします。ノートや本のように、ある程度定形があるわけではないので、まとめて置いておくとなんだかごちゃごちゃ見苦しかったり、物によっては非常にみすぼらしかったりするわけです。

 創作意欲は否定したくないのですが…
残念ながら木工も布仕事も自分がやることだとは思っていない(頼めば親がやってくれていたので…)私には、ガラクタの山だとは決して思わないものの、すっきりインテリアとは対極の我が実家が、やっぱりちょっと…と思ってしまうのです。

 しかし、そんな両親が普通に暮らしていた家で育ってしまったがために、自分では使いもしないくせに、何かに使えそうな素材系をつい保管してしまう我が身が悲しくもあります。

 ハンドメイド、嫌いではありませんし、美しく仕上げられるのであればそれは素敵だと感じます。いつか自分も、料理以外の手作りの趣味を持ちたいという願いもあります。

 でも…街の真ん中の集合住宅住まいでは、空間がコストになりますから、端切れや端材をとっておくのは相当ナンセンスかなと。

 住まいと暮らしにゆとりがあってこその趣味なのでは。となると、私が何かを始める日は来るんだろうか…


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by cocue-cocue | 2012-06-04 16:30 | 片付け・整理整頓 | Comments(6)

    

出して、取り入れて。ものや知恵と出会い、手放す毎日。
by cocue-cocue
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