家の庭木に、てんとう虫のサナギを見つけました。
子どもたちと観察しようと、ケースに入れていたら、丸々とした成虫が次々にかえったのです。
エサになる虫だけでは足りないからと、リンゴを入れたりして。
二、三日過ごしてから、元の庭木に放しました。
二日後の夜。
夕食中に子どもが突然「てんとう虫がいる!」と言い出しました。
食卓に、ホコリの塊をくっつけたてんとう虫が、確かにいます。天井から落ちてきたのかもしれません。
紙にのせて、ホコリをはらい、サナギを見つけた木に連れていきました。
おそらく入れ物から脱走し、仲間のように庭に返せなかったてんとう虫なのでしょう。
どうやって屋内で過ごしていたのか謎ですが、人のいる時間帯に、かつて入れ物を置いていたテーブルに姿を見せるとは、仮に偶然だとしても大したものです。
生き物の生きる力を、目の当たりにしました。