以前から書いていますが、親たちが「捨てちゃダメ」「食べ残し厳禁」なぜなら「もったいない」「損したくない」から、という思い込みに満ちた家庭で、独りっ子として育ちました。
こういう激しい思い込みはもはや「自閉」の世界ですが、頑固な母をして「お父さんは、信念がある」などと美化しており、もうつける薬などなかったわけです。
そんなわけで。
断捨離を意識しつつも、なかなか捨てられない種類の持ち物があり、それが何なのか、気がついたのでした。
ずばり。
使えるもの。
使わないでとっておく、なんてこともしてましたが、よりストレスを増すのは「強引に使う」ことでした。
衣類とか、日用品に顕著だったのが「この気にくわない一群を使いきったら、お気に入りのものを思う存分使うぞ!」と思って、好きでもないものを無理やり使おうとしました。
「持ってるから使う」「あるから着る」の世界です。
惰性どころか、いやいや、しぶしぶ、無理やり、そんな言葉しか思い付かなくて。本人は前向きなつもりだけに、たちが悪いという。
そんなわけで。
やっぱり、あの紺色の靴は処分かな、とか、化粧品のストック、バイバイできるかな、なんて思い始めています。
実際、捨てるってあっさり決められるわけでもなくて、かなり苦しむのは目に見えているのですが。
気持ちが離れてしまい、何の愛着も感じないものなら、さっさとお別れした方がお互いのためですよね。
ものの場合は特に、ものから意思表示してもらえませんから、こちらが主導権を持たなくては始まりません。
無理やり使っているものに、さよなら、ですかね。
にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村