子供時代、可愛い文房具や雑貨を買い与えてもらえなかった私は、銀行の名前が入った手帳やメモなどを熱心に使っていました。
今あるものがなくならないと、新しいものは買ってもらえなかったからです。
振り返ると、買ってもらう前にまた、銀行のメモなどをもらったりして、いつまでも終わりはなかったのですが。
そんな私がプレゼントで可愛い文房具でももらったら、大変でした。
それは大切にとっておいて、いざというときまでスタンバイです。
毎日使うのはもちろん、銀行の名前入りのものでした。
捨ててはいけない、という教えの手前にもうひとつあったのは、残してはいけないという言い付けでした。
きれいに使いきるまで、新しいものは使ってはいけないと。
今でもやってしまいます。
歯みがきや洗顔料のチューブを絞り、それでもでなくなるとハサミで切って中身をせせりだす。
口紅もスティックの奥まで紅筆でかき出して。
でも…なんか苦しい。
なかなか使いきるのは大変だし、その頃にはもうすっかり、飽きてしまっていて、無理矢理いやいや使っていることに気づくのです。
もう、止めたい。こんなみみっちいこと。
本人が楽しくて満足なら、止めることなどないですが、嫌でたまらないなら止めた方が良いに決まってます。
まずは使い終わりの目処が立たない口紅から、サヨナラします。
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