日々是呼吸


私の「俺ルール」は親父仕込み

 自分の両親が自閉圏にいると自覚してから手に取った本のひとつに、ニキ・リンコさんの著作があります。

 彼女は「俺ルール」という表現で、幼い頃に誤学習したことが骨の髄まで染み着き、いかなる事態でも一貫して初期設定のルールを適応しようとして社会性の問題に発展してしまう、自閉圏独特の激しく頑固な思い込みを分析、解説しています。
 そのなかで、ニキさんご自身の俺ルールのひとつ、「大人は、なんでも子どもよりよく知っている」という一節に触れ、ハッとしました。

あ、私に「俺ルール」化した刷り込みがある!

*****

社会に出て、ずっと不満だったことがあります。
まあ、おじさん一般への不満みたいなものかと思いますが、年長の男性が愚かな言動をとるのが許せなかったのです。

中学から大学まで女子校のため、男性をたてるという発想と無縁でした。
とはいえ、バカな親父どもが「小娘」の私にすらできる、分かることが、さっぱりできなかったりすると、怒り心頭でした。

これって、図らずも刷り込まれたんですよ。
親父がいつも家で語っていたこと。

「世の中の全ての男性は、全ての女性よりすぐれている」

*****

実は実家は、母が国立大、父が私大の出身です。明らかに母のほうが、難易度もレベルも高い学歴でした。

だからかどうか、ずっと親父は「世の中で一番優秀な女より、一番愚かな男のほうが上」と言い続けていました。

母から見れば、馬鹿馬鹿しくてまともに取り合っていなかったのでしょう。
私は、といえば「班長は男子、副班長は女子」のルールを誰も疑問視しないなか、唯一私の班だけは女子班長、という小学生時代でした。
そんな下らないルールに侵されているとなど、思いもよらなかったのです。

*****
女の先輩のへまや失敗はなぜ許せたかというと、これは小学生のころ、一学年上の模試を受けたりして、年上だから何ても知ってる、分かるわけではないと体感していたからです。

しかし、一番身近な男の家族が頑固なかんしゃく持ちの自閉、というのは、子供にとって百害あって一利なし、です。

やれやれ、バカバカしい。
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by cocue-cocue | 2014-07-01 10:45 | 親への違和感 | Comments(2)
Commented by 葉桜 at 2014-07-07 00:16 x
たしかに、そういう刷り込まれってありますよね.......
Commented by cocue-cocue at 2014-07-27 16:07
葉桜様 

それこそ「女は不浄」と公言して憚らないのですよ、くそ親父が。

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出して、取り入れて。ものや知恵と出会い、手放す毎日。
by cocue-cocue
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