自分の親が、もし親族でもなんでもなかったら、間違いなく関わりを持ちたくない種類の人だったと気がついたのは、いつのことでしょうか。
子供の心を平気で踏みにじる。
欲しいと願ったものを、彼らの視点でのみよかれと思ったものに勝手に変更して寄越し、ありがたいと思いなさい、と感謝を求める。
さらに新たに気が付いたことがありました。
なぜ私は、親にイラつくのか。
父も母も、私を手助けしないで、彼らが勝手に私の問題に手を出してしまうから、です。
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これまでシリーズにした、母と着物をめぐる話も、娘の住まいのクローゼットを父が勝手に取っ替えたことも、引っ越し当日に勝手に早起きして、段ボールを廊下に運び出してしまったことも、全部そうでした。
私が第2子の出産時に、一切親との連絡を絶ったのも、私を差し置いて、勝手に義理の親や私の夫に連絡して、知らないうちに話を進めようとしたからでした。
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尊大型アスペルガー(父)とADD(母)という、異なるタイプの二人が何故か一致しているのが、この点でした。
自分とそれ以外の人の間に、境界線を引けないのです。
だから、
娘の生活に土足で上がり込み、他人の顔色に一喜一憂し、自分の「よかれ」を疑問の余地なく他人に押し付けておいて、相手から期待した反応がないと逆ギレしたり、するのです。
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境界線がわからないので、自分の問題と他人の問題をごちゃ混ぜにします。
「あなたの夫がこんな風だと、あなたが恥をかく」とか。
「お母さんを心配させないで」など。
(だから、私に対して「ご近所さんに、旦那さんと子供さん連れて帰ってきてはる、と言われるのがはずかしい」と、帰省することを拒んだんだな、とわかります)
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親には言いたいことがあります。
でも、言っても伝わらない、ということも分かっているので、もはや関わることが面倒になりました。
本当は、ことばを重ねても馬耳東風、暖簾に腕押し、糠に釘だと思い知って、あきらめたほうが手っ取り早いのでしょう。
でも今の私は、自分で頭を整理しさえすれば、それ以上は老親に向き合う意思はありません。
夫や子供たちと向き合う方に限られたエネルギーを割きたいのです。
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親だからって、特別視することないな。
最近つくづく、感じます。
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