日々是呼吸


伝わりやすい言葉を使うのが苦手な日本人、という仮説

かつて私の職場に、日本語が堪能な外国人の同僚がいました。
私自身、外国語を使って、ただ一人の日本人として他国で生活した経験を持つのですが、当初は同僚との接し方に、予想外の戸惑いがありました。

文化を共有していない相手に、自分の母国語で、どこまで、どんな表現で説明すれば、誤解なくこちらの意図を伝えられるのか。
その距離感をつかむのは、自分がつたない外国語の能力で異国でやっていくこととはまた違う感覚であり、むしろ自ら外国語を使うときより難しいとすら感じたのです。
職場において、自分は多数派の一人なのに、同じ多数派の他の日本人らとともに、困難を感じていました。

日本人は総じて、英米(フランスも?)の人々に比べて、母国語において、平易で誤解を招かない言葉を使うのが不得手かな、と思っています。

アメリカやイギリスのように、数多ある他国からの移民がたくさんいる国では、標識や説明文が普遍的に理解できるように準備されています。
また、国民の多くは、自国語を母国語としない人との会話に慣れているとも感じます。

このことは、例えば
発達障害者と定型の人々の間の意思疏通でも顕在化しているだろうと、容易に想像がつきます。
日本語が流暢に話せる外国人相手に(言葉としては通じるものの、意図が完全には伝わりにくいだろうと明らかに予測がつく相手に)すら、我々日本人はうまく日本語で主張や意思表示をできるとはいえないのです。

発達障害のある相手が同じ日本人同士という甘え、さらに親子や兄弟だったりすると、血を分けたのに…なぜ通じない?という怒りや絶望が先にたち、具体的に何をどう言い換えれば誤解やすれ違いが防げるのか、について頭が回らないのではないか、そんな仮説を唱えたいのですが。

異文化交流の機会が限られている日本社会ではとくに、こじれや行き違いが頻発しているのでは。
コミュ障なんて言葉もきかれる現代社会で、私たちがいかに誤解を招きづらい、明確でシンプルな言葉を使えているのか、自省が不可欠に思えてなりません。


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by cocue-cocue | 2013-03-06 00:45 | こころと思い | Comments(0)

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