日々是呼吸


端切れと端材

 久々に親がやってきて、前述の通り我が家では不要になっている物を、親の手によって家から出してもらいました。

 生ぬるいかもしれませんが…親たちの趣味を見て、ああこれはちょっと、ごちゃごちゃ散らかるのも仕方ないな、と思ったことがあります。「親との対決」から、ちょっと横道にそれますが。

 父の趣味は日曜大工です。子どものころ、実家の庭には父が角材で作った平均台がありました。庭の物置には工具やらネジ、くぎ、ビスなど…いろんなものがたくさんありました。

 残念ながら父は緻密さ、見た目の美しさを追求せず、とにかく頑丈に仕上げることが至上命題!という価値観だったので、父の大工仕事は、母も正直ありがた迷惑と感じており、私などは「市販品のほうがきれいだし、使いやすい!」と感じていました。
(仕上げが雑で、とげが刺さったり、釘が緩んできたりするのです。ちなみに私の夫も、子どもも、父の作品?で負傷の経験があります)

 母は手芸、なかでも洋裁が大好きです。彼女は家庭科教員だったこともあり、業務用ミシンでワンピースやジャンパースカート、コートを縫うのはもちろん、私のバレエの衣装も型紙から起こして、教室の発表会のときは布の調達から縫い上げまですべてやっていました。
 こちらは父の素人仕事とは違い、娘が言うのもなんですが、相当完成度の高い、いわばプロ級でした。

 手芸好きの典型として、彼女はとにかく、ありとあらゆるジャンルに手を広げていました。刺繍、レース編み、レザークラフト、ぬいぐるみ作り、アップリケ、染色…そのたびに手持ちの布と糸は増えていきます。
 それを消化しようと始めたパッチワークにはまり、これまた新たに布を買い込んで…デコパージュにも手を出していました。

 この二人の趣味の共通点があります。素材と道具が増えること。これは百歩譲って、許すとして。
 最も困るのは実は次の点です。

 「布の切れ端や、あまった板、木材が次の作品に使えるため、際限なくとっておく羽目になる」

 予備ボタンでも小さい布でも、小物を作るときとか、縫い物作品のちょっとしたアクセントに使うことはできます。
 端材もしかり。ちょうど良いサイズの木材であれば、作品に使えますし、そうでなくてもペンキのためし塗りやら、のこぎりの切れ味確認といった使い道もあります。

 そして彼らが今回、捨てずに持ち帰ったものというのが、まさにこの「端切れ、端材」類でした。

 端という漢字がつくだけあって、サイズはばらばら、素材もまちまちだったりします。ノートや本のように、ある程度定形があるわけではないので、まとめて置いておくとなんだかごちゃごちゃ見苦しかったり、物によっては非常にみすぼらしかったりするわけです。

 創作意欲は否定したくないのですが…
残念ながら木工も布仕事も自分がやることだとは思っていない(頼めば親がやってくれていたので…)私には、ガラクタの山だとは決して思わないものの、すっきりインテリアとは対極の我が実家が、やっぱりちょっと…と思ってしまうのです。

 しかし、そんな両親が普通に暮らしていた家で育ってしまったがために、自分では使いもしないくせに、何かに使えそうな素材系をつい保管してしまう我が身が悲しくもあります。

 ハンドメイド、嫌いではありませんし、美しく仕上げられるのであればそれは素敵だと感じます。いつか自分も、料理以外の手作りの趣味を持ちたいという願いもあります。

 でも…街の真ん中の集合住宅住まいでは、空間がコストになりますから、端切れや端材をとっておくのは相当ナンセンスかなと。

 住まいと暮らしにゆとりがあってこその趣味なのでは。となると、私が何かを始める日は来るんだろうか…


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by cocue-cocue | 2012-06-04 16:30 | 片付け・整理整頓 | Comments(6)
Commented by 葉桜 at 2012-06-05 20:20 x
お気持ち、わかります。
私は、母がいろいろ強制してきたので、料理以外の「手作り」はむしろ、嫌いになってしまいましたが.....
Commented by ココリン at 2012-06-05 20:45 x
「端切れ、端材」
使う人が使えば立派な材料ですが、使わないものにとっては
それらを置くだけでスペースもとられますよね。
実家の母も洋裁をしていて、ハギレなども含めて
布が山ほどあって、自分でも使い切れないとわかったのか、
私が洋裁をしないので、洋裁をする親戚に譲っていました。
それでもまだまだ山積みになれています^^;
いくら使うといっても、限度があるような気もします(笑)

「住まいと暮らしにゆとりがあってこその趣味なのでは」
まったく同感です(*^^*)
Commented by ecru at 2012-06-06 23:22 x
趣味自体は、素晴らしい趣味をお持ちだと思います。
ただ、キャパシティを越えてしまうと、物持ちが良いというより、
物に支配されてしまうことに、なるのでしょうね。
自分で気づかなくても、言われて気付ければよいのでしょうけど、
なかなか難しそうですね。
Commented by cocue-cocue at 2012-06-12 15:40
葉桜様、
強制されてイヤになる…私も経験があります。下手でも作ったことを称えてもらっていたなら、今ごろ手芸好きになっていたかもしれません。芽を摘まれたかも?
Commented by cocue-cocue at 2012-06-12 15:44
ココリン様、
使うといっても、限度がある~その通りなんです。
使いきったとしても、また手にいれたら良いだけなんですが。
しかも在庫が過剰なばかりに、新しいものをとりいれるよろこびをみずから損なっている気もします…
Commented by cocue-cocue at 2012-06-12 15:48
ecru様、
手芸材料に限らず、私の親はものに支配された人生なんですよね。
ご指摘の通りなんです!!
母親は特に、ご近所さんが、とか、親戚が、ということも気になるので、自ら主体性を放棄している部分があります。
時代背景もあるのでしょうが、娘の私には本末転倒に思えてなりません…

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出して、取り入れて。ものや知恵と出会い、手放す毎日。
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