日々是呼吸


懐かしいすずらんランプの切ない思い出

夫と初めて暮らした家は、照明を自分で用意する必要がありました。

あちこちに足をのばし、ようやくたどり着いた、夫が気に入ったランプ。
すずらんの花のようなシェードが天井から下がるものでした。

厚みのあるシェードだったので、均等に吊るすのは簡単ではなく、重みで不均衡になることもありましたが、意外にも少女趣味?な夫の選択は、決して悪くなかったです。

でも、そうは思わない人もいました。

「何、あのセンスのない照明、誰が選んだの?」

発言主はもちろん、私の母です。

「食卓の上にあんなのを吊るしたら、埃は落ちるし、掃除も大変よ。お料理の色も変わるし」
この世代にありがちな、天井灯は白色蛍光灯以外ありえない、という価値観ももちだしてけなしました。

あなたの家じゃないんだから、放っておいてよ…そう言える私は、まだいなかった頃です。

ある日、私の両親が来ていたとき、そのすずらんランプのホコリを母が指摘し、一番背の高い夫が雑巾で拭くことになりました。

もともと不器用なうえ、家事経験ほぼ皆無の夫が椅子に乗って拭いていたそのとき、シェードのひとつが床に落ちて、割れてしまったのです。

正確な個数は忘れましたが、複数のすずらんが下がるデザインのため、ひとつが破損すれば台無しです…

「○○君(夫のこと)が自分で掃除して割ったのよ」
「ひとつだけ割れたものと同じ部品なんて、買えないわね。もしあっても、かえって高くつくわね」
「だからこういうデザインは、やめたほうが良いのよ」

夫の心中を今から振り返っても、痛ましいです。
これじゃあまるで、古典的な姑の嫁イビりですが、母が「それみたことか」と誇らしげに、でも突き放す様子はすぐ思い浮かびます。

そういえば、母によく言われた台詞がありました。

「ほれ、見てごらんなさいね」

お母さんの言う通りにしないから、うまくいかなかったのだ。
あなたが失敗したのは、私に従わないから。

母からの真綿のような呪縛に、少し前まで全然気が付きませんでした。

母自身、そこまで高圧的になる理由や原因はどこにあったのでしょう。

ブログ村で読者登録させていただいている方のお一人が、とても素敵なリビング画像をUPされており、その写真に懐かしいすずらんランプに似た姿を発見、思い出した出来事でした。


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by cocue-cocue | 2012-02-25 12:00 | 親への違和感 | Comments(4)
Commented by ココリン at 2012-02-25 14:51 x
思わず「天井灯は白色蛍光灯以外ありえない」のくだりで、
うちの実家の話?と思いました(笑)
「ほれ、見てごらんなさいね」これもよ~く言われましたね。
この言葉はいつしか言われなくなりましたが、
母は思っているだろうなーって思うことありますよ^^;
本当に似ていることが多くて、こちらのブログに
おじゃまさせていただくと、びっくりすることばかりです。




Commented by トオル at 2012-02-25 20:59 x
旦那様が気に入って買って来たランプ、最後は悲しい結果となってしまいましたね。どんな気持ちだったのかと考えると...

小さい頃は特に親の言う事は絶対で、親のいうことはきかなければいけないなんていう呪縛があったのかもしれませんね。「もしかして」と気がつくことができる人はいいけれど、気がつかないまま過ごしている人が大半だと思います。
親は親、自分は自分。そう切り替える事ができたら呪縛から解けるのでしょうね。
Commented by cocue-cocue at 2012-03-04 16:36
ココリンさま、

お返事遅くなり、すみませんでした。

やっぱりお母様、おっしゃっていましたか…
ますます共通点が増えていきますね~

私はまだまだ未熟なので、母は平気で口出ししたり介入してきますよ。

二回目の出産を機に、理由もあって彼女が手伝えないため、今回はまた新たな展開です。
自分のペースで選べることがこんなに楽なのか…と思い知らせる日々です。

物理的なお片付けや作業ら激減しますがら、発見を踏まえて取り組みたいなあと感じています。


引き続きよろしくお願いいたします(*^^*)
Commented by cocue-cocue at 2012-03-05 20:15
トオルさま、

UPしたつもりが、どうもエラーになっていたようで、大変お返事が遅くなって申し訳ありませんでした。

私の場合は、今回の第2子の子育てが、親からのしがらみを逃れるために必要な機会だったのだな、と感じています。
おっしゃるとおり、親や先生の言うことは、子供にとっては、大人が思う以上に重みがあると思うのですが、私の母の場合、特に「自分と他人の区別」が付かない、ましてや娘に別人格があることが実感できないまま今日に至っているので、こちらからかなり強引に逃れないとだめかな、と思っています。

ご覧になる方によっては、親に対してずいぶん薄情だと憤慨されるでしょうが…またこのテーマもUPしてまいりますね。

改めまして、遅くなり申し訳ありませんでした&これに懲りず、またお立ち寄りくださいませ♪

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