そういえば、新生児の服の準備はしたものの、どこに入れておくんだろう?と今頃気がついたのでした。
洗面台の横で、洗濯ネット&お風呂上りの足拭きタオルを入れていたランドリーバスケット(なんとなくおかれていて、気がついたらその二つが集まっていただけですが…)を取り出し、とりあえずまとめてみました。
幸いにして、サイズが小さいので、何とか入りますが…スーパーのレジかごみたいで、ちょっとかわいそう。
とはいえ、たんすが鎮座まします、というのも避けたいので、クローゼットや押入れ、洗面所でも愛用しているフィッツケースを購入しました。
夫も私も、独身時代から偶然使っていた、ということもあり、我が家では引き出し式のフィッツケースが複数あります。洗面所兼脱衣所が比較的広く、タオル収納を考えたときも「別の場所で使えそう」と言う理由で、L53という型番の引き出しを3つ買って、積み重ねています。
今回は子供服ということと、L53の「深さ30センチ」が若干「深すぎ」という印象もあったので、深さ23センチのM53、深さ18センチのS53を買いました。
引き出しにすると、中身が一覧できるのが一番便利ですね。それこそ「こんまりさん」の立ててしまうたたみ方にしておくと、本棚で背表紙を見るかのごとく、一目瞭然なのがうれしいです。
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ここからが本題です。
実はフィッツケースの追加購入は、長い間私の心の中でくすぶっていたテーマでした。
さっさと買いたかったのですが、なかなか踏ん切りがつかなかったのです。
なぜか。
実父が作った?というのでしょうか、段ボールに布を貼った衣装箱が、我が家のクローゼットのは複数個、あったためです。
父方の祖父母の家もそうだったのですが、段ボール箱に包装紙やら布やらをボンドで貼り付けて、収納ケースとして使っていたのです。
私はこれが非常に嫌いで、みすぼらしくて、貧乏くさくて、嫌で嫌でたまりませんでした。
ところが、手間隙かけて作ってあげたのよ、と父と母に胸を張って渡されてしまうと、娘の私としては、なかなか捨てられなかったのです。
枠も蓋もない、単なる空き箱ですから、入れたものがなんだか、よく分からないし、重ねることもできません。
それこそ深さ30センチでは済まない大型の箱を、フイッツケースを積み上げた上に置くしかなかったのです。
その結果、手探りであてずっぽうに取り出すか、どこに入れるか良く分からないものをとりあえず放り込んでおくだけの場所になっていました。
今回ようやく「新生児の衣料を入れる」という大義名分ができたことで、晴れて布貼り段ボールを処分できるのです!
捨てるためには、解体しなくてはなりません。
ところが、ボンドで布を貼っているため、普通の段ボール解体より手間がかかります。
大型のカッターナイフで注意深く切りました。ふう、疲れる。
どなたかがブログで「段ボールはそのままだとリサイクルできるのに、余計な小細工を加えてしまうと『燃えるごみ』になってしまう」と書いておられたのですが、まさにそんな感じでした。
ナイフで切ると、何と言うか、浄化される気分が広がって、最後のほうは快感すら覚えたほどです。
私の中でこの布張り段ボールがいかに重荷になっていたかを思い知る一こまでした。
これはちょうど一年ほど前、お片づけのプロに整理整頓の手伝いを依頼したとき、第一子の出産祝いに義理の母が贈ってくれたフルーツバスケットの「かご」を、私が「処分しようかな」と言ったのを聞いて、玄関に向かってかごを勢いよく投げつけて捨てた私の実母の行動と、ちょっと似ているかもしれません。
※ これだけ書くと、とんでもない鬼母という感じですよね。フルーツバスケットについては、今度UPしますので。
どう考えても合理的な収納方法であるフィッツケースの活用と分かっていたものの、ここまでしないと踏み切れなかった、そんな我が身をちょっと気の毒に感じつつ。
ようやく自分のやりたいことを親に遠慮せず選べるようになったかな、と、いまさらながらしみじみしています。
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