衣類、書類、紙袋…いろんなものを過剰に持っていました。
どんどん減らしていって、次にいよいよ!と思っているのが、食器類です。
就職して以来、一人暮らしだった私が結婚したとき、新しい器や調理器具・家電は何も買いませんでした。
お互いの持ち寄りで、なんとなく窮屈に暮らしていました。
見かねた母が、当時の私の住まいの真向かいにあった大型スーパーの家具売り場で、有無を言わさず食器棚を注文してきました。
新婚時代は夫が単身赴任中のため、なんとなく二通りもっている器、調理器具がそれなりに役立っていました。
困ったのは統合したときです。
お玉からまな板、炊飯器に至るまで2個ずつ。食器もなんだか大量にある…
手をつけなくては、と思いながら、そのままきてしまいました。
「使えるものは壊れるまで手放してはいけない」と信じ込んでいたからです。
悪いことに、実母の生家はお酒に縁があったため、ことあるごとにビールやウイスキーに付属するコップやグラスを次々と譲ってもらっていたのです。
お茶はビアジョッキで。水はウイスキータンブラーで。気が付くと、社名や酒のロゴが入った器が、増殖していました。
金子由紀子さんも、やましたひでこさんも、指摘されていたように記憶しています。
景品コップを使う人は「自分にふさわしいのは、その程度のもの」という刷り込みを重ねているのだと。
まさに、我々一家は、いや私とその親の影響を受けた我々家族は、そんな日々を過ごしていると目が覚めたのです。
家具も食器も、毎日使うと思えば、実は単価なんてたいしたものではありません。
極論ですが、36500円のお茶碗だって、一年間使っても100円。実際にはもっと使えるでしょうから、むしろ良いものを惜しまず手に入れたほうが良いのではないかしら。
幸か不幸か、結婚の際に「食器セット」をそろえなかったこともあり、たいしたものは持っていません。
大事にしているのは、旅先でお土産に買い求めた器だけです。
高額品はひとつもありませんが、思い出と実用を兼ねて、いい買い物をしたと自負しています。
記念日に買い揃えるのも素敵ですが、良いと思ったものに出会ったら、惜しまず交換していこう。
今年はそんな時間も、暮らしの中に組み込んでいきたいです。
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