複数あるメールアカウントの受信箱を整理していて、「思考が現実化する」という一通のメルマガを見つけた。
スピリチュアル系の書物やエッセイでしばしば見かける一節だと思いつつ、改めて読んでみる。
驚き。
考えていることが目の前におきる、という単純な話ではないという。
思考によってもたらされた感情が、その感情に見合った気分や現実を引き寄せているというのだ。
感じていたい感情をまず心に抱き、その感情に基づいて思考することで、望んでいる現実を目の前に起こせる、という。
大事なのは、先に感じるその「感情」が本物かどうか、真剣に見つめることだそうだ。
お金持ちになりたいとする。その願いが実現するかどうかは、自分が本当に望んでいることなのかどうかにかかっている。
「やっぱり無理」「できるはずがない」と思っているなら、やってくるのはその思いに従った現実、というしくみだと書かれていた。
エクササイズとして提案されていたのは、実現したら本当にうれしくてわくわくするような出来事を思い浮かべて、それがかなったときの気持ちを書きとめておき、毎朝目にしてその感情を持ち続けることだった。
早速やってみた。
ある願い事がかなったときの眺めをまぶたの裏に描いて、そのときの気持ちを身体で感じて・・・
ふと思いついて、夜眠りに落ちるその前に、同じ気持ちを浮かべてみる、という独自のアクションも加えてみる。
次の日の朝。
目覚めてすぐ、あの気持ちを思い出してみた。
あ、寝起きの嫌な気分が、体のだるさが消えている!
すっと起き上がることができたのだ。
ずっとずっと、目覚めの悪さで苦しんでいた。
低血圧も手伝って、幸せな眠りの世界から地獄に引きずりおろされたような、つらい思い、それが私にとっての毎朝の「寝起き」だった。
ひょっとしたら、無意識のうちに「寝起きは気分最悪」と思い込んでいたから、目覚めたときにはどんよりだるい気分に支配されていたのかもしれない。
幸せな気持ちを感じる。単純ではありながら侮れない、効果絶大のレッスンになった。